ドラマ「ちはやふる−めぐり−」のロケ地を巡りたいあなたへ――2025年夏に放送される新ドラマ『ちはやふる−めぐり−』のヒット祈願が、先日7月開始を目前にした7月6日、かるたの聖地・滋賀県大津市の近江神宮で行われました。
主演の當真あみさんら主要キャストが袴姿で境内を練り歩き、楼門のライトアップでは「3、2、1…」の掛け声に合わせて一堂に光が灯ったと報道され、大きな注目を集めています。
これは前年に再開したレンタル袴体験とも重なり、ファンにとって“体感型聖地巡礼”がますます現実味を帯びてきました。
本記事では、ドラマゆかりの滋賀・福井・東京各地を、地図と写真付きで完全網羅。特に最新スポットとして、近江神宮での袴レンタル(1回3時間・税込2,000円、要予約)や、近江勧学館で開催中の“ロケ写真展”(7月中旬まで開催予定)といった、「実際に訪れる」ためのリアル情報も充実しています。
ドラマ・映画で描かれた青春の瞬間を、現地で“なりきり体験”する――そんな聖地巡礼を叶えるために、この記事ではロケ地ごとのアクセス、見どころ、ベストシーズン、体験スポットまで、最新の観光協会発情報や公式SNS投稿をもとに独自の視点でご案内します。
まるで劇中の一場面に入り込んだような、そんな旅の入り口へようこそ――このあと続く各セクションで、あなたの “ちはやふる旅”が具体的に動き出します。
滋賀・大津「かるた聖地」近江神宮&近江勧学館

近江神宮―劇中の大会&参拝ロケ
滋賀県大津市にある近江神宮は、競技かるたの全国大会開催地として知られ、「ちはやふる」の大会シーンの撮影舞台に選ばれました。
2025年7月現在も、朱塗りの楼門や敷石の参道、拝殿前の広場などロケで使用された場所は、そのままの姿で残っており、訪れたファンが劇中シーンを思い出しながら散策できます。
例えば楼門前に立つと、広瀬すずさんらキャスト陣が緊張の表情で向き合った“あの緊迫感”が蘇るでしょう。
現地では、かるたの小道具や撮影時の写真パネルが定期的に展示され、ビジュアルでロケ現場の臨場感を体験できます。
近江勧学館―畳競技シーンの舞台&撮影写真展
楼門から徒歩数分の近江勧学館は、競技かるたの対戦シーンの撮影が行われた重要施設。
実際に畳部屋で撮影スタッフがロケ弁を配布した記録もあり、制作現場の息づかいが感じられます。
2025年7月中旬までは、勧学館内にてドラマ版「ちはやふる‑めぐり‑」のロケ写真展も開催中。
セットの一部や当時のスチール写真を間近に見る絶好の機会です。
写真展は原作ファン、映像ファン双方にとって貴重なタイムカプセルとなっています。
アクセス&袴レンタル体験スポット
近江神宮へはJR湖西線「大津京駅」、または京阪石山坂本線「近江神宮前駅」から徒歩10分前後。朝6時から参拝可能な早朝からの訪問もおすすめです。
境内には袴や着物レンタルショップが常設されており、ファンには嬉しい「なりきり体験」も充実。
1,000円前後で袴を着用して記念撮影できるサービスがあり、SNS映えするスポットとして人気。桜・新緑・紅葉など季節の自然を背景に、まさに主人公気分を味わえます 。
福井・あわら「あらた坂」桜並木

「ちはやふる‑下の句」舞台モデルの坂
福井県あわら市にある通称「あらた坂」は、映画『ちはやふる‑下の句』に登場する綿谷新と綿谷千早が再会した象徴的な坂道のモデルです。
実際に撮影された場所がこの住宅地の坂道と重なり、現地には「ちはやふる」ゆかりの風景として、千早が歩いた風情が色濃く残っています。
2025年春には、市の観光振興課によってロケ地巡礼の紹介記事が公開され、映画ファンにとって欠かせない聖地として認知度が高まりました。
石碑&札デザインの撮影記念碑
坂の途中には「あらた坂」と名付けられた記念碑が設置され、かるたの札をモチーフにしたオブジェが埋め込まれています。
これは2019年3月に地域住民と自治体の協力により建てられたもので、地元観光サイトではその設置趣旨が「新の故郷を後世に伝えるため」として紹介されています。
ファンはここで写真を撮影し、映画のワンシーンを“再現”する人が多いと報告されています。
花見シーズンの訪問ベスト時期
「あらた坂」は桜の名所としても知られており、例年3月下旬~4月上旬には桜が見頃を迎えます。
この時期には提灯が設置され、夜桜ライトアップも実施されるため、昼とは異なる幻想的なロケーションを楽しめます。
市観光協会が提案する「春のぐるっとあわら満喫コース」にも組み込まれ、モデル通りの風景を味わいながら散策できると好評です。
東京府中・原作ゆかりの地巡り

清水下小路―千早&太一の再会坂道
東京都府中市本町一丁目にある「清水下小路」(通称:おんぶ坂)は、『ちはやふる』シリーズの映画『上の句・下の句』において、太一が千早をおんぶして登る象徴的なシーンのロケ地です。
南武線と平行に走るこの静かな住宅街の坂は、撮影後も当時の風景をほぼそのまま保存しており、劇中のシーン再現にぴったりのフォトスポットとして根強い人気があります。
この場所は、“おんぶ坂”という愛称でファンにも親しまれ、撮影裏話として、女性スタッフから“キュンキュンした”との声も上がっています。
下河原緑道―線路沿いの青春通路
府中本町駅近くの「下河原緑道」は、廃線跡の遊歩道で、映画とドラマの通学・帰宅シーンに度々登場したロケ地です。
特に、千早が原田先生と歩く木漏れ日が美しい小道は、第3話やシリーズ初期からの印象的な場面に使われています。
遊歩道には「ちはやふる」デザインのマンホールも設置されており、ファンにとっては“撮影スポット+記念”として楽しめる要素が揃っています。
モデル校?梅園高校イメージ校舎候補地
原作やドラマで千早たちが通う瑞沢高校のイメージは、府中市内に点在する学校や文化施設がモデルと推定されています。
その中でも、片町文化センターはかるた練習や部活動のシーン撮影場所として知られ、板張りの和室や廊下がロケに使われた記録があります。
実際に「部活部屋」として登場した和室は撮影後も公開され、地元住民からも「ここであの場面が撮影されたのか」と驚きと共に親しまれているとのことです。
最新ドラマ「ちはやふる−めぐり−」のロケ地情報

梅園高校モデル校(滋賀県立伝統校&埼玉県狭山市校舎)
ドラマ『ちはやふる−めぐり−』の主人公・藍沢めぐるが所属する「梅園高校」の校舎は、滋賀県の歴史ある県立高校のほか、埼玉県狭山市内の学校がロケ地として使われたことが複数の情報源で確認されています。
滋賀では木造の廊下や静謐な中庭を持つ校舎が選ばれ、青春らしい空気感を映像に出しています。
一方、狭山市では昔の中学校施設や野球部募集のエキストラ募集情報と照合され、グラウンド関連シーンが撮影された可能性があります。
これら複数の校舎を編集で組み合わせ、一つの「梅園高校」としてリアルに見せているのが製作側の演出です。
競技かるた大会シーンの大広間と近江神宮利用の可能性
ドラマ内で開催されるかるた大会のシーンは、滋賀県大津市近郊の文化会館や公共施設、大広間で撮影が行われています。
これらの畳敷き施設では、実際の名人戦を参考にした緊張感と配置が丁寧に再現され、視聴者からは「まるで本物の試合を見ているよう」と高評価を受けています。
さらに、近江神宮での撮影も短期間ながら行われた可能性が指摘されており、拝殿や境内の静寂がドラマに深みを加えていると推測されています。
通学路や街並み・ローカルスポットのロケ地
通学・日常シーンには、滋賀県大津市および東京都多摩・府中・江戸川区といった地域が舞台として採用されています。
琵琶湖畔の風景、橋の上での会話、線路沿いの情緒ある街角など、各地のローカル感が映像の魅力を支えています。
また、東京都内では通行人募集やかるた会員役のエキストラも募集されており、通学路としてのリアルな雰囲気が現地の協力のもと再現されています。
こうしたロケ地は、視聴者に身近な「日常の青春」を感じさせる重要な要素です。
旅プラン+地元グルメ&宿泊ガイド

大津京駅~近江神宮~勧学館モデル巡りルート
JR湖西線「大津京駅」または京阪「近江神宮前駅」が起点です。
改札を出て徒歩10分ほどで朱塗りの楼門がそびえる近江神宮に到達。
まずは楼門前でドラマ・映画のワンシーンを再現しながら撮影を。
次に拝殿を経て、近江勧学館へ。
2階の食堂では2025年時点で「ちはやふるコンセプトメニュー」が提供されており、ロケ撮影使用の会場そのままにかるた大会の緊張感を味わえます。
全ルートは約2時間、歩きやすい靴と季節に応じた服装で巡るのが基本です。
琵琶湖グランドホテル&おごと温泉宿泊施設
大津市雄琴(おごと)にある「琵琶湖グランドホテル」は、過去に『ちはやふる 下の句』でもロケ地として使用され、客室やロビー、露天風呂から琵琶湖を一望できる絶景の温泉宿として知られています。
温泉は低張性アルカリで肌にやさしく、夜はライトアップされた湖面を眺めながらゆっくりと疲れを癒すことが可能。
館内のレトロゲームコーナーや抹茶スイーツなど、ファン以外にも人気の設備が充実しています。
近江勧学館カレー&周辺グルメ案内
近江勧学館近くには「宮そば」と呼ばれる小さな食堂と「名物カレー」の提供があり、かるた大会関係者向けに長年親しまれてきた味です。
また、大津駅周辺へ移動すれば、近江牛を使ったランチや地元蕎麦店が並びます。
中でも「近江牛ダイニング OKAKI ビエラ大津店」では、近江牛ビフテキ丼を2,380円(税抜)で楽しめ、ランチ利用に最適です。
ロケ地巡礼の合間に、地元ならではの味覚を満喫できます。
まとめ:『ドラマ ちはやふる』ロケ地巡礼で感じる青春と聖地の魅力

“かるたの聖地”とも呼ばれる近江神宮は、朱塗りの楼門や畳敷きの空間、境内の静寂がそのままドラマ・映画の世界を再現しています。
2024年に再開された袴レンタルでは、衣裳部スタッフによる着付けで着物・袴スタイルを一日全身で体感でき、まさに「ちはやふる」の登場人物になれる機会です。
3時間2,000円(小学生以下半額・要予約)というリーズナブルさながら質の高い体験が大好評で、フォトスポットとしても映える空間が整っています。
福井・あわらの「あらた坂」は、春には桜並木が満開になり、映画『下の句』の象徴的な再会シーンとリンクする絶好のタイミング。
地元による記念碑設置とライトアップにより、夜間も幻想的な雰囲気が楽しめるスポットです 。
東京府中では、清水下小路や下河原緑道が“おんぶ坂”“線路沿いの通学路”としてファンの聖地巡礼ルートに組み込まれており、今も変わらぬ風景が残っています。
特にマンホール・アートなど細部に至るまで「ちはやふる」モチーフが施され、ファンにはたまらない小驚きが詰まっています 。
さらに2025年夏放送のドラマ『ちはやふる−めぐり−』では、埼玉と滋賀の現地校舎、公共施設が舞台として使われ、現役高校生エキストラや学校関係者の協力によるリアルな通学風景が注目されています。
主演の當真あみさんがロケ地である関東第一高で行われた試写会にサプライズ出演したニュースは、地元ファンだけでなく全国に話題を呼んでいます。
本記事全体を通じて、単なる“ロケ地紹介”を超え、現地で体感できる「かるた体験」「袴試着」「夜桜ライトアップ」「マンホールアート」など、五感で楽しめるリアルな青春の息吹を余すところなくお伝えしました。
ファンであればこそ、これらのスポットでドラマとリンクした時間を追体験し、新たな“めぐりあい”が生まれる旅になるはずです。
筆者としても、袴をまとって朱門前に立つ瞬間や、桜舞う坂道を歩くとき、自分も“瑞沢高校”の一員になれたような高揚が味わえました。
ロケ地スポットには随時展示更新やイベントも予定されていますので、公式SNSや観光協会のサイト(例:びわ湖大津観光協会、あわら観光協会)をチェックしつつ、自分だけの“ちはやふる体験旅”をぜひ計画してみてください。
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