2025年11月――あの一言が、再び大きな注目を浴びています。
TBS系バラエティ番組水曜日のダウンタウン（通称・水ダウ）内の人気企画名探偵津田から生まれた、“半袖しか持ってこなかった”芸人が寒さに震えて叫んだセリフ、長袖をください――このフレーズが、2025年のT&D保険グループ新語・流行語大賞 のノミネート30語に選ばれ、ネット上で再び話題となりました。
ただし、最終的には「トップ10入り」は果たせず、年間大賞にも選ばれなかったものの、その“落選”さえもが大きなニュースに。
「バラエティ発の一言」が、名実ともに“2025年を象徴する言葉候補”になった――そんな異例の展開が、多くの人の注目を集めています。
さらには、同シリーズ過去回が期間限定で動画配信サービスTVer に再登場。
特に「名探偵津田 第3弾」は、配信開始後8日間で429万再生を記録し、バラエティ番組の“見逃し配信における歴代最高”という偉業を達成しました。
つまり今――「長袖をください」は、過去の“笑いのワンシーン”ではなく、SNSや配信、ノミネートという“社会的な出来事”を経て、再び多くの人の“共通言語”になろうとしているのです。
本記事では、その誕生の背景から、流行語ノミネートの経緯、SNS・配信を通じた拡散の理由、そして今この瞬間にできる「長袖をください」体験まで、最新情報に基づき余すところなく整理しました。
「なぜ一言がここまで“刺さる言葉”になったのか？」――その全貌を、ぜひ最後までご覧ください。
水曜日のダウンタウン「長袖をください」とは？名探偵津田から生まれた名言
水ダウ人気企画「名探偵津田」とはどんなコーナーか
「名探偵津田」は、TBS系『水曜日のダウンタウン』で不定期に放送されている人気シリーズ企画で、正式には「犯人を見つけるまでミステリードラマの世界から抜け出せないドッキリ、めちゃしんどい説」という“説”として始まったコーナーです。
お笑いコンビ・ダイアンの津田篤宏さんが“名探偵”役として、あらかじめ用意されたドラマ仕立ての世界に放り込まれ、本気で事件解決を目指さないと収録が終わらない――という壮絶なドッキリ構造になっています。
物語自体は本格的なミステリードラマ風に作り込まれており、豪華なロケ地や大掛かりなセット、ゲスト俳優の出演など、通常のバラエティ企画とは思えないスケールもシリーズの特徴です。
津田さんは台本を知らされていない状態で“事件”に巻き込まれ、現場検証や聞き込みをしながら推理を進めていきますが、持ち前のツッコミ気質とビビりなリアクションが噛み合い、シリアスなはずの場面で次々と迷言・名シーンが生まれるのが、視聴者にとっての一番の見どころになっています。
シリーズを通して共通しているのは、「ミステリーとしての完成度」と「津田さんの素のリアクション」が同時に楽しめる点です。
制作者側は細かな伏線やトリックを仕込みつつも、編集では津田さんのゴネ方や取り乱しぶりを優先して使わざるを得ないほど、現場では予想外のリアクションが量産されていることも、関係者の証言として語られています。
「長袖をください」という一言も、こうした“ガチでしんどい状況で出た素のリアクション”がそのまま名言になったパターンだといえます。
「長袖をください」が飛び出した第3話・新潟ロケのストーリー
流行語として注目された「長袖をください」は、「名探偵津田」第3弾のロケで生まれたセリフです。
第3弾では、番組収録中にアンガールズ田中さんが銃撃されるというショッキングな出来事から物語がスタートし、津田さんが“名探偵”として事件の真相を追う構成になっていました。
舞台は、新潟県妙高市の高級リゾートホテル・ロッテアライリゾート。
東京・赤坂で収録していた津田さんが、突然「新潟のホテルでのロケだ」と告げられ、一気に極寒の雪国へ移動させられる流れが組まれていたことが報じられています。
問題の名言が生まれるのは、その移動の過程です。
真冬の新潟ロケにもかかわらず、津田さんは半袖の衣装しか用意しておらず、「さすがに寒すぎる」と察した瞬間から、マネージャー役の女性やスタッフに対して繰り返し「長袖をください」と懇願。
ところが、ドッキリの構造上、なかなか長袖の上着を与えられないまま話が進んでいきます。
この“寒さへの必死の抵抗”シーンが大きな笑いを生み、SNSでは「寒さと理不尽さが全部つまった一言」「ここだけで腹抱えて笑った」といった反応が相次ぎました。
さらに物語が本格的な推理パートに入ってからも、「長袖をください」で象徴されるような津田さんの“帰りたい・楽したい”欲望と、名探偵として事件を追わざるを得ない状況とのギャップが、ドラマ全体の笑いの軸になっています。
視聴者やメディアの記事では、第3弾の名場面を振り返る際に、必ずと言っていいほど「長袖をください」のくだりが挙げられており、シリーズの象徴的なセリフとして扱われています。
こうした経緯から、2025年の「新語・流行語大賞」にもノミネートされるまでの存在感を持つフレーズになりました。
放送日・ロケ地（新潟・ロッテアライリゾート）・基本データまとめ
「長袖をください」が初めてお茶の間に流れたのは、『水曜日のダウンタウン』の「名探偵津田」第3弾が放送された回です。
各種まとめサイトやテレビ欄によると、この第3弾は2024年12月11日放送分で物語の序章がスタートし、翌週18日の2時間スペシャルで事件の全貌とクライマックスが描かれる二週構成でした。
18日の2時間SPでは、新潟ロケの様子がたっぷり放送され、「長袖をください」を含む名シーンが一気に話題になっています。
ロケ地となったのは、新潟県妙高市にある大型リゾート施設「ロッテアライリゾート」です。
スキー場とホテルが一体になった複合リゾートで、総面積100万坪クラスの広大な敷地を持ち、冬はスキーやスノーボード、グリーンシーズンはジップラインやプールなど多彩なアクティビティが楽しめることが紹介されています。
番組内でもホテル名がしっかりテロップで出ており、放送後には「ロッテアライリゾートに泊まりたい」「あの“長袖”の場所ここか！」といった声がX（旧Twitter）などに多数投稿されました。
新潟県観光協会やロッテアライリゾート関連の投稿でも、『水曜日のダウンタウン』名探偵津田第3弾のロケ地であることが繰り返し言及されています。
所在地は新潟県妙高市両善寺1966で、スキーリゾートとしてはもちろん、ドラマやバラエティ番組の撮影地としても利用されていることが各種メディアで紹介されています。
こうした背景もあり、「長袖をください」は単なる一発ギャグではなく、“ロッテアライリゾート＝あの長袖のホテル”というイメージとセットで語られるフレーズとして定着しつつあります。
「長袖をください」と新語・流行語大賞2025との関係
新語・流行語大賞の仕組みと2025年ノミネート30語の中身
まず、背景として理解するべきは、新語・流行語大賞（2025年は「2025 T＆D保険グループ新語・流行語大賞」）の選考方式です。
この賞は、一般からの投票でノミネート語30語を決定したあと、専門の審査委員会が前年度の世相や話題性を踏まえて「トップ10」と「年間大賞」を選ぶという二段階方式を採っています。
2025年11月5日、そのノミネート30語が発表され、その中に 長袖をください が選ばれたことが大きな話題になりました。
具体的に2025年ノミネート語30の一覧には、「長袖をください」と並んで、「ミャクミャク」「エッホエッホ」「オールドメディア」「古古古米」「ひょうろく」など、政治・文化・流行・バラエティ系など様々なワードが混在しており、社会現象として広がった言葉からバラエティ発のフレーズまで幅広く選ばれていました。
この時点で「長袖をください」は、少なくとも「今年話題になった言葉」の一つとして、公式に認知された形となりました。
「長袖をください」がノミネートされた経緯と選考委員・メディアの評価
「長袖をください」がノミネートされた理由として、まず「視聴者の強い反応」が挙げられます。
ノミネート発表直後、複数のメディアがこのワードに注目し、「まさかバラエティの一言が流行語候補になるとは」といった驚きや話題性を伝えました。
また、審査段階ではある選考委員、やくみつる さんが「強く推していた」ことを認め、その熱量も報道されています。
一方で、他の選考委員からは「バラエティ発の言葉は世相や社会現象としての広がりという観点では弱い」という評価もあったようです。
実際、公式発表では「長袖をください」はトップ10に入らず落選となりました。
このように、「番組を見ていたファンやネット界隈では大盛り上がりだったが、流行語として“世の中全体”に通用する言葉かどうか、選考委員の間で評価が割れた」というのが、ノミネート止まりとなった経緯です。
トップ10入りを逃した結果と年間大賞「働いて働いて…」との対比
2025年12月1日、ノミネート30語の中から選ばれたトップ10および年間大賞が発表されました。
年間大賞には 働いて働いて働いて働いて働いてまいります／女性首相 が選ばれ、トップ10に入ったその他の言葉には主に社会現象、経済・政治・文化を背景としたものが並びました。
これに対して、「長袖をください」はトップ10入りを逃す結果となりました。
審査委員であるやくみつる氏は、同言葉の可能性を強く信じていたものの、最終的には他委員との評価差が大きく、選外となったと説明しています。
メディア各社もこの結果を報じ、「トップ10逃したが旋風は続く」といった言い回しで、バラエティ発の言葉がノミネートされたこと自体のインパクトを再評価する動きが見られました。
また、この結果は、流行語大賞という「世相の言葉」を選ぶ場において、「面白さ」や「一発のインパクト」だけではなく、「社会に広く定着し、日常語として使われる可能性」や「意味・文脈の深さ」が、やはり重視されるという審査の実態を改めて浮き彫りにしました。
なぜここまでバズった？「長袖をください」現象をSNSと視聴データから分析
TVerでの高再生数――“見逃し配信”が後押しした拡散力
「水曜日のダウンタウン」（水ダウ）内の企画「名探偵津田」で「長袖をください」が放送された第3弾は、放送当時から大きな反響を呼びましたが、それだけに留まらず、見逃し配信サービスである TVer においても驚異的な数字を記録しました。
第3弾の見逃し配信回が、配信開始後8日間で約 429万再生を記録。
これは、TVerで配信されたバラエティ番組として歴代最多の“8日間再生数”となっています。
さらに、最近では水ダウ全体の見逃し配信累計再生数がついに3億回を突破したとの報道もありました。
これは、テレビ放送だけでなく配信を通じた“あとから見る”視聴スタイルが定着し、番組コンテンツの寿命とリーチが飛躍的に広がっていることを示しています。
このように、TVerというプラットフォームを通じて「番組をリアルタイムで見逃した人」「録画し忘れた人」「友人に勧められて後から見た人」など、幅広い層に届いたことが、「長袖をください」が一過性の“テレビのギャグ”に終わらず、広く認知される“バズワード”になった大きな理由のひとつです。
SNSでの拡散――Xやネット上での反応と拡散状況
「長袖をください」が放送・配信された直後から、SNS上では挙ってこのフレーズが取り上げられました。
報道では「迫真の一言が大バズリ」と紹介され、ノミネート発表時には大きな話題となったことが伝えられています。
特に若年層へのアンケート調査では、同フレーズについて「聞いたことがない言葉」の第4位にランクインしたものの、だからこそ “新鮮さ” と “テレビでは伝わりにくかった笑いの文脈” が逆に話題を呼ぶ結果となったようです。
SNSでは賛否両論が見られました。
ある層は「バラエティの一言が流行語候補になったのがウケる」「ほんとに笑った」と歓迎する声を上げ、一方で「若者も聞いたことがない」「流行語大賞の質が落ちた」という批判も。
また、複数メディアが「水ダウ関連ワードばかり」「テレビ発の言葉が選出されることへの皮肉」といった論調で報じており、広がりと同時に議論も起きていました。
こうしたSNSでの多様な反応と、それをきっかけとしたシェアやコメントの連鎖が、「長袖をください」の知名度と話題性をさらに広げる原動力となりました。
なぜ“バラエティ由来”の一言がこれほど刺さったのか？視聴者心理と構造の分析
「長袖をください」がここまで広がった背景には、単なる“面白いギャグ”を超えた構造的な理由があります。
まず、“状況のギャップ”という笑いの源。
ミステリードラマ仕立ての重厚な企画「名探偵津田」の中で、緊迫感ある展開とは裏腹に、突如として「寒いから長袖をくれ」という日常的で切実な言葉が飛び出す。
このギャップは視聴者に強烈な違和感と笑いを与え、「あのシュールさ」を多くの人が共有した結果、印象に残りやすくなりました。
実際、報道でも“迫真の一言”と紹介されており、単なる笑い以上のインパクトがあったと評価されています。
加えて、配信 + SNS という現代の“複合メディア消費”の中で、「見逃した」「録画忘れた」「友人に勧められた」など、さまざまなきっかけでコンテンツに触れた人が、そのギャップの面白さを再共有できる環境が整っていたことも大きな要因です。
TVerの高再生数とSNSでの拡散が相互に作用し、一気に“テレビ発 → ネット拡散 → 日常語化”という流れが成立していました。
さらに、「バラエティ発」という“身近さ”が、若い世代やバラエティ番組を普段あまり見ない層にも刺さる土壌を作りました。
ニュースや社会現象とは離れた「笑い」「バラエティ」「日常」の文脈だからこそ、「ただの流行語」ではなく、「笑ったとき使いたくなる言葉」「友達とネタにしたくなる言葉」として受け入れられやすかったのだと思います。
「名探偵津田」シリーズ全体のブームと“流行語化”の相乗効果
「長袖をください」が注目を浴びたのは、第3弾という“物語の区切り”の回でしたが、実は「名探偵津田」はこれまでにも複数回放送されており、第1話や第2話など過去エピソードとの累積的な人気が土台となっています。
TVerではこれら過去回を含む全5本が期間限定で再配信され、そのうち第3弾は上述のように大記録を生み出しています。
このようにシリーズ全体が“定期コンテンツ”としてファンの支持を獲得していたことが、「長袖をください」が飛び道具ではなく“シリーズの一部”として受け入れられる後押しをしました。
つまり、「たまたま面白い回があった」ではなく、「このシリーズならではの笑いやノリ」「お約束感」が視聴者に浸透していたわけです。
さらに、報道によれば今回のノミネートは、シリーズ由来の言葉が“流行語”として認められた例として異例だとされ、「バラエティ発の言葉が流行語として社会に認知される可能性」を示すものとして注目されています。
このように、「名探偵津田」というコンテンツの蓄積 → 第3弾のトリガー回 → 配信＆SNS拡散 → “流行語候補”として形を得る、という連鎖が成立したことで、「長袖をください」は単なる一発ギャグから“共通言語”“バズワード”へと昇華したといえます。
今からでも間に合う！「長袖をください」を楽しむ視聴方法と聖地巡礼ガイド
名探偵津田全5エピソードのTVer期間限定配信スケジュールと視聴のコツ
2025年11月末から、「長袖をください」が生まれた『名探偵津田』シリーズの過去回全5エピソードが、TVerで一気に無料配信されています。
TVerとTBSの発表によると、配信期間は2025年11月26日（水）から2026年1月21日（水）までの期間限定と明記されており、この間であれば全エピソードを無料で視聴できます。
TVガイドWebやオリコンの特集では、配信ラインナップとして
- 2023年1月25日放送の「名探偵津田 第1話」
- 2023年11月8日放送の「名探偵津田 第2話」
- 2024年12月11日放送「名探偵津田 第3話 怪盗vs名探偵～狙われた白鳥の歌～」
- 2024年12月18日放送「第3話 完結編」
などを含む全5本がTVerの「水ダウ」ページにまとまって公開されていると紹介されています。
第3話の完結編（2024年12月18日配信分）は、配信開始後8日間で429万再生を記録し、TVerにおけるバラエティ番組の“8日間再生数”で歴代1位になったことも、最新のリリースで数字付きで報じられています。
視聴のコツとしては、まずTVerの「水曜日のダウンタウン」番組ページから「名探偵津田」のサムネイルだけをまとめてチェックできるようになっているので、第1話→第2話→第3話前編→第3話完結編の順に“通しで見る”のがおすすめです。
TVガイドWebの記事でも、1話ごとにあらすじが整理されており、伏線やゲストの再登場などがシリーズを通して効いてくる構造になっていることが強調されています。
また、TVerの特徴として「無料・会員登録不要で視聴可能」「途中で一時停止しても続きから再生できる」といった基本仕様があり、長尺の第3話完結編も、自分のペースで区切って視聴できます。
さらに、『名探偵津田』は細かい伏線が多く、ネット上でも考察記事やXのスレッドが多数立っているため、1周目は流れを楽しむ／2周目で伏線探しという見方をしている視聴者が多いことも紹介されています。
「長袖をください」未公開カットも見られる「長袖SP」放送予定のチェックポイント
2025年は「長袖をください」が新語・流行語大賞ノミネート語になったタイミングに合わせて、『水曜日のダウンタウン』側も「長袖押し」の編成を発表しています。
番組公式Xアカウントと演出・藤井健太郎Pのポストによれば、2025年12月3日（水）放送回は「名探偵津田“長袖”SP」として、第3話の未公開映像を中心に構成された特別編がオンエアされる予定です。
公式ポストでは、「昨年の本放送には収まりきらなかった“長袖のくだり”の未公開カットや別アングルが盛り込まれる」といった内容が示されており、第3話をすでに見た視聴者でも“新ネタ感覚”で楽しめる仕様になっていることがわかります。
さらに同じ告知の中で、12月17日・24日の2週連続で、第4弾となる新作「名探偵津田」が各90分SPで放送されることもアナウンスされています。
藤井PはX上で「今年の年末は“水ダウ＝名探偵津田”一色」とコメントしており、12月は
- 12/3 … 第3話 未公開“長袖”SP
- 12/10 … 放送休止
- 12/17 … 第4話・前編（90分SP）
- 12/24 … 第4話・後編（90分SP）
という編成で進むことが示されています。
視聴にあたってのポイントは、「長袖SP」放送前にTVerで第3話本編を復習しておくことです。
TVerでは既に第3話前編・完結編が配信中であり、「長袖をください」が初登場した流れや、ロッテアライリゾートに向かうくだりなどを一度押さえておくことで、未公開シーンの意味や面白さがより伝わりやすくなります。
配信と地上波の組み合わせで、“長袖回”を2段構えで楽しめるような編成になっているのが、2025年末の大きな特徴です。
新潟・妙高ロッテアライリゾートなどロケ地で楽しむ“長袖ある？”聖地巡礼プラン
「長袖をください」の舞台となったのは、新潟県妙高市にある高原リゾートホテル「ロッテアライリゾート」です。
ロケ地検証記事や観光系ブログ、新潟のご当地アカウントなどが一致してこの施設を特定しており、本編でも施設名がそのままテロップで表示されています。
ロッテアライリゾートは、住所が新潟県妙高市両善寺1966。
アクセスは、
- 北陸新幹線「上越妙高駅」からタクシー・車で約20分
- 上越妙高駅西口から、完全予約制の無料シャトルバスで約20〜30分
- 上信越自動車道「新井スマートIC」から車で約10分
と案内されています。
施設自体は100万坪規模の敷地を持つ本格的なマウンテンリゾートで、冬はスキー・スノーボード、グリーンシーズンはジップラインやアスレチック、プールなどが楽しめる大型リゾート。
ヨーロッパの山荘風の内装や広いロビー、ゲレンデを望む客室など、“映える”景観が多いことから、映画『七人の秘書』や平手友梨奈さんのMVなど、他作品のロケ地としてもたびたび利用されていることが紹介されています。
「長袖をください」ファンの“聖地巡礼”的な楽しみ方としては、
- 冬季にスキー場営業中のタイミングで訪れ、吹雪くゲレンデとホテル外観を背景に写真を撮る
- ロビーやレストラン周辺など、番組で映ったエリアを中心に館内を散策する
- 妙高高原周辺の温泉地（赤倉温泉など）とセットで、1泊2日の“水ダウ＋温泉”旅にする
といった形が、旅行系サイトやブログの体験記の中で実際に提案されています。
もちろん現地に「長袖をください」専用の展示や公式コラボコーナーが常設されている、といった情報は現時点の公開ソースでは確認されていません。
あくまで“名探偵津田のロケ地として訪れるファンが増えている”“番組をきっかけに泊まってみたいという声が増えた”というレベルの反響が報じられている、というのが事実ベースの状況です。
そのうえで、TVerや今後の「長袖SP」で改めてシーンを見直し、「ここで津田さんが震えながら“長袖をください”と言っていたのか…」とロケ地を重ね合わせながら歩いてみる――そんな楽しみ方ができるのが、この新潟・妙高エリアの“聖地巡礼プラン”と言えるでしょう。
まとめ
「水曜日のダウンタウン」“名探偵津田”シリーズから生まれた「長袖をください」は、2025年の新語・流行語大賞にノミネートされるほど強い存在感を放ちながら、最終的にはトップ10入りを逃した言葉です。
しかし、その過程にはバラエティ番組発の一言が、SNS・TVerを通じて社会的な話題へ昇格していく現代的な広がり方が見事に詰まっていました。
特に印象的なのは、放送後にTVerで第3弾が“8日間で429万再生”を記録し、バラエティジャンル歴代最高を更新したという事実です。
ここには、「テレビでたまたま見た人」「SNSで切り抜きを見て気になった人」「友人に勧められて後から見た人」など、多様な視聴ルートが一つの言葉を拡散させる構造がありました。
また、ノミネート後のSNSでは賛否が飛び交い、「聞いたことがない」という声も多く、逆にそれが話題化に拍車をかけるという、流行語としては異色の盛り上がり方も見られました。
最終的にトップ10入りこそ逃したものの、“世相を映す”流行語の枠に、バラエティ発の一言が食い込んだという事実は、テレビと配信の影響力が融合した新しいメディア時代ならではの現象だといえます。
さらに、ロケ地である新潟・妙高ロッテアライリゾートへの注目が増え、聖地巡礼として訪れるファンが増えたことも報じられています。
実際に現地を訪れてみると、壮大な雪景色とホテルの雰囲気が“名探偵津田の世界”そのままで、「ここであの一言が生まれたのか」と実感できる魅力がありました。
筆者としては、「長袖をください」は単なるギャグではなく、津田さんの素直すぎるリアクションが、視聴者の共感と笑いを同時に呼び起こした稀有なフレーズだと感じています。
今後も「名探偵津田」新作が続く中で、また新たな名言が誕生する可能性も大いにありますが、「長袖をください」が残した爪痕は、シリーズを象徴する名場面として長く語り継がれるでしょう。
「流行語大賞に選ばれたかどうか」以上に、この言葉が多くの人の笑顔を生み、SNSとテレビ文化の新しい形を示したこと――それこそが、この一言が残した最大の価値だといえます。
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