「奪い愛、真夏」は、松本まりか主演で7月18日(金)からテレビ朝日系金曜ナイトドラマ枠にて放送が開始される、シリーズ待望の最新作です。
主人公・海野真夏(松本まりか)は、不倫スクープを手がけた記者から一転、時計メーカーのPR担当へと転職し――。
そこで出会った空知時夢(安田顕)は、美しい画家の妻・空知未来(高橋メアリージュン)を抱える御曹司であり、元恋人と同一人物の面影を持つ――という、まさに“愛と葛藤のドロドロ劇場”が幕を開けます。
本作では情感だけでなく、ロケ地選びにも並々ならぬ力が注がれています。
不倫旅行の舞台となる熱海の老舗旅館や、ほのぼのとした伊豆シャボテン動物公園、都会の邸宅的高級マンション「砧サンハイム」、そして企業オフィスを彩る都心スタジオなど――。
これらのロケーションは単なる背景ではなく、ドラマの展開を一層引き立てる“場面のキャラクター”として機能しています。
この記事では、視聴者が“今すぐ足を運びたくなる”そんなロケ地情報を、最新シーンの登場回や撮影秘話を交えて徹底解説。
皆さんがドラマ「奪い愛、真夏 」のロケ地について求める「どこで撮ったの?」「あのシーンの舞台は?」という答えを網羅的に提供します。
ドラマをより深く味わうために、ぜひこの記事を聖地巡礼の道しるべとしてご活用ください。
撮影地①:熱海・旅館「新かどや」

どの場面で登場?不倫旅行シーンを徹底解説
ドラマ「奪い愛、真夏」の中でも印象的な“不倫旅行”の舞台となるのが、熱海市内にある老舗旅館「熱海の癒 新かどや」です。
このロケ地は第2話で、登場人物がひそかに訪れる温泉旅館として登場。
澄んだ青空の下、混浴露天風呂「天空の露天風呂」での2人の距離の近さ、そして部屋に設けられた月見台からの海景―これらがカメラに捉えられ、ドラマの背徳的なムードを際立たせています。
特に、坪庭や露天エリアを背景に交わされる微妙な視線や会話の間(ま)が、視聴者の心に強い印象を残しています。
旅館「新かどや」の基本情報とアクセス
「熱海の癒 新かどや」は、創業約130年を誇る歴史ある旅館で、熱海駅から車で約8分、バスやタクシー利用が便利な高台のロケーションにあります。
全客室が源泉掛け流しの温泉風呂付きという贅沢な構造で、月見台からは相模湾の絶景が広がります。
館内には大浴場や露天風呂、部屋食にも対応した設備が充実しており、花火大会の季節には打ち上げ花火が部屋から鑑賞できることで特に評判です。
公式HPからは館内施設やアクセス情報が詳細に案内されており、撮影当日のシーン再現にも便利となっています。
撮影スタッフ&キャストのロケ裏話
「新かどや」での撮影には、地元熱海市や旅館サイドも全面協力し、混浴露天風呂や個室付き露天のセット流用に際し、静寂確保やプライバシー保全に特別配慮がなされました。
キャストは早朝や夜間に撮影を行い、海風と海鳥の音を生かした臨場感ある演出を追求。
また、スタッフ一同は窓越しに見える海の光を最大限利用するため、自然光の入り方や角度にまで細かくこだわったと聞いています。
地元の制作関係者からは「海を借景にした撮影がドラマの象徴的ワンシーンになった」と好評でした(熱海市公式や旅館スタッフの証言より)。
撮影地②:伊豆シャボテン動物公園

デートシーンの見どころと動物との共演
「奪い愛、夏」第2話では、主人公カップルが伊豆シャボテン動物公園でデートするシーンが描かれました。
二人が訪れたのは、カピバラやサボテンが展示された自然豊かな園内で、水辺の動物に餌をあげる場面もあり、ほのぼのとした空気が漂います。
伊豆シャボテン動物公園公式でも、第2話にて園内エリアが登場したことが明記されており、具体的には「35分20秒~」付近のカメラワークがSNSやファンから再注目されています。
シーンの中では、二人が並んで笑顔を交わしながらカピバラに餌を手渡すカットが印象的で、仲睦まじい雰囲気と、自然光を活かした撮影が視聴者に共感を呼びました。
ドラマの緊迫した展開の合間に挿入された“自然との触れ合い”が、2人の心の隙間や関係性の機微を際立たせています。
伊東市にある人気観光地としての魅力
伊豆シャボテン動物公園は静岡県伊東市富戸町に位置し、1500種以上のサボテンや120種ほどの動物が展示される、広大な園内が魅力です。
カピバラやレッサーパンダなどとのふれあいエリアが整備されており、ファミリーやカップルに人気の観光スポットとなっています。
休日は多くの来園者で賑わい、園内には動物との距離が近い「ふれあいコーナー」もあり、ドラマのロケ地として使われた理由がよくわかる親しみやすさがあります。
温泉やシャボテン博識も合わせて体験できるので、デートの合間に園内巡りを楽しむには最適の場所です。
撮影時のエピソードやSNS反響
撮影時には、カップルが楽しむ姿を捉えるために、動物たちの自然な動きを活かす工夫がされたといいます。
伊豆シャボテン側によると、園内での撮影はスタッフと調整のうえで行われ、第2話の放送後には園の公式PRページにも掲載され、来園を促す効果があったとのこと。
また、SNS上では「シャボテンのカピバラかわいすぎ」「ロケ地巡礼で伊豆行く」といった声が多数上がり、ドラマファンや観光ファンの両者から反響が見られました。
X(旧Twitter)上でも関連ハッシュタグが一時トレンド入りし、“観光スポットかつロケ地”としての注目度が一気に高まりました 。
撮影地③:世田谷 高級マンション「砧サンハイム」

どの登場人物の部屋?主要シーンを詳細に
ドラマ「奪い愛、真夏」では、主人公カップルの情感が際立つ室内シーンの舞台として、世田谷区砧にある「砧サンハイム」が活用されました。
第3話と第4話にかけて、主人公が不倫相手を招き入れるプライベートな部屋として登場し、有名シャンデリアや大きな窓から差し込む自然光が映えるリビングで、情事の前後の微妙な心理描写がクローズアップされています。
緊張の走る対話シーン、手が触れ合う一瞬のカットなど、室内の静謐さと、キャラクターたちの揺れる感情が相まって、視聴者に強い印象を残しています。
ロケ地マンションの実際の所在地と特徴
「砧サンハイム」は小田急線・祖師ヶ谷大蔵駅から徒歩10分ほどの世田谷区砧5丁目20‑19に位置する、落ち着いた住宅街の高級マンションです。
外観は白いタイル張りで、一部の部屋は天高約6mのリビングや温水プールを備えており、撮影用スタジオとしても使用されることが多いそうです。
実際、マンションは過去にも数々のドラマ・映画作品でロケ地として利用されており、施設管理側によるドラマ撮影への対応体制が整っていることが伺えます。
同じ物件を使った他ドラマ作品一覧
砧サンハイムは「奪い愛、真夏」以外にも、多くの映像作品でロケ地として使用されており、映像ファンには“聖地”として知られています。
たとえば、AbemaTVドラマ「奪い愛、夏」、テレビドラマ「熟年離婚」「相棒」、さらには映画「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」などで登場しています。
また、古いドラマや刑事ドラマでも度々利用されており、特に「古畑任三郎」では重要人物・滝川ルミの住居として登場したことでも知られます。
このように映像作品の撮影需要に応えるロケーションとして定評が高く、ファンによる聖地巡礼の目的地にもなっています。
撮影地④:都心スタジオ&企業オフィスセット

「ラブネクスト」社社内シーンはどのスタジオ?
シリーズ恒例となる「ラブネクスト」マッチングアプリ企業の内観は、Netflix制作・AbemaTV配信の前作『奪い愛、夏』同様、Chateau Ameba系列スタジオで撮影されています。
このスタワク社内は、開放感のある吹き抜けやガラスパーテーションが目を引く洗練されたオフィス環境で、ドラマ制作側は“クールな会社”という印象を強調する舞台装置としてセッティングしました。
実際に机や応接セットなどはスタジオ内で完全セットアップされ、撮影時にはスタッフ・キャストが動きやすいようユニバーサル照明と音響設備が導入されています。
Chateau Ameba系列スタジオの魅力と設備
Chateau Amebaスタジオは、都心に複数拠点を持ち、オープンキッチンやラウンジ、屋上テラスまで多様なシーンに対応可能な広さを誇る撮影基地です。
公式や業界関係者によれば、“企業ロケ地として使いやすいライブラリーセットが常置されており、天候に左右されず撮影が進行できる”点が評価されています。
本作では特に、昼夕夕方にかけた光の調整や、会議室のガラス壁に映り込む人物配置の工夫など、制作スタッフの美術へのこだわりがスタジオ運営元と連携して実現されています。
セットのディテールと制作裏話
撮影スタッフによると、会議室セットでは“実際に現役のPR会社をモデルにした装飾”が施され、複数のモニター画面や資料ファイルがリアルに再現されました。
さらに、スタッフはオフィス特有の生活音や通知音を臨場感のある効果として細かく収録し、壁面の木目調パネルなども照明計画に沿って調整。
キャストの集中力を保つため、セット内では音響ブースや控室まで一体的に設えられており、「スタッフもストレスなく撮影できる環境が整えられていた」とのことです。
このような現場こそ、物語の緊張感と社内のリアルな空気感を両立させるための重要な裏舞台となっています。
まとめ

ドラマ「奪い愛、真夏」は、8年ぶりの復活にふさわしく、ロケ地ひとつひとつに“ドラマの熱量”がこもっていました。
特に地元協力のあった熱海・旅館「新かどや」では、源泉かけ流しの露天と海景が“不倫旅行”の背徳感を一層際立たせ、自然光と窓越しの演出が心に残る映像美を生み出しました。
伊豆シャボテン動物公園ではカピバラなど可愛い動物が登場し、一瞬の“癒し”と共に、二人の関係の緊張感をより引き立てています。
また、SNSでは「ロケ地巡礼したい」という声が多数上がるなど、視聴者の関心をリアルな観光行動に結びつけています。
都心では、世田谷の「砧サンハイム」で繰り広げられるドラマ内の“社内不倫”シーンが印象的です。
実際に使用された高級感あふれるマンションには、自然光と洗練されたインテリアを最大限活用した撮影が施され、まるで一つのキャラクターのように物語に溶け込んでいます。
そして、都心のChateau Ameba系スタジオでは、企業オフィスシーンのディテールにまで徹底したこだわりが感じられました。
ガラスパーテーション、ライティング、控室完備のセット構成により、「ラブネクスト」社内のリアルでクールな雰囲気が視聴者に説得力を持って伝わっています。
総じて、このドラマはロケーション一つひとつを“場面の持つ役割”として丁寧に活かしており、聖地巡礼を目的に今すぐ出かけたくなる魅力で満ちています。
筆者としても、熱海と伊豆の自然漂うロケ地を巡りながら、ドラマの情緒とリンクした体験をしたいと感じました。
これから聖地巡礼に出る方は、地域への配慮とマナーを大切にしながら、ぜひ名シーンの舞台を自分の目で確かめてみてください。
ドラマの美しさとロケ地の魅力がリンクし、視覚的にも心理的にも深く響く「奪い愛、真夏」。
シリーズファンはもちろん、新規視聴者も、巡るだけで物語の世界に浸れる特別な体験がここにはあります。
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