人生の楽園を見て京都・宮津市の『おにぎりとおやつ musubi（むすび）』に興味を持ったあなたへ──この地に芽生えた“人と人を結ぶおむすびカフェ”のすべてを、丁寧にお届けします。
まず結論から言えば、京都府宮津市上宮津の「おにぎりとおやつ musubi」は、地元産にこだわった選べるおむすびと旬菜せいろ蒸しを提供するだけでなく、移住夫婦による地域づくりの姿勢が、訪れる人すべてに『心の楽園』を感じさせる特別な場所です。
なぜなら、2025年7月12日放送のテレビ朝日『人生の楽園』で取り上げられた寺田夫妻は、福島での地域との関わりがきっかけとなり、地元・上宮津に移住し、地域おこし協力隊として活動を開始。
そこで出会った地元産コシヒカリのおいしさに心を動かされ、「おむすびを通じてこの味を伝えたい」とカフェを立ち上げました。
実際、「musubi」では塩・梅・鮭・玄米の中から2種選べるおむすびと、季節の地元野菜・魚介を用いたせいろ蒸しを提供。
地産地消の味が確かな満足感を与え、訪れる人を自然と笑顔にします。
結びとして、本記事ではこの夫婦が織りなす、地域との深い関わりや“musubi”という店名に込めた想い、そして訪れる価値のあるストーリーをご紹介します。
読めば、このカフェのファンになること間違いなしです。
それでは、この「人生の楽園・宮津 musubi」の世界へ、あなたをご案内します。
店の基本情報と誕生背景
店舗概要と基本データ
「おにぎりとおやつ musubi」は、京都府宮津市喜多1152番地にある完全予約制のおむすびカフェです。
2020年2月のオープン以来、地元・上宮津産のお米や新鮮な旬の食材を活かしたランチが人気で、Instagramでも営業開始やメニュー変更の案内が頻繁に更新されています。
営業は水曜〜土曜の11:30〜15:00（14:30ラストオーダー）で、夏場をはじめ、完全予約制を導入し、公式LINEでの予約が必要となっています。
駐車場あり、喜多駅から徒歩4分とアクセス良好です。
「人生の楽園」で紹介された内容
2025年7月12日18時〜のテレビ朝日「人生の楽園」では、カフェ運営を始めたきっかけとして、夫婦が地域おこし協力隊として移住した後、上宮津地区の方々からの温かな歓迎や稲刈り体験を通じて地元米の旨さに感動したエピソードが中心に紹介されました。
番組では「選べるおむすびと旬菜のせいろ蒸し」ランチセットに焦点をあて、その魅力と地域への思いが丁寧に描かれています。
店名に込められた想い
「musubi」という店名には、「おむすびを結ぶ」ことと、「人や地域の縁を結ぶ」二重の意味が込められています。
上宮津で出会った地元の人々との「結びつき」を大切にし、おにぎりを通じてその温かさを伝える場として、2020年の開業当初からこの想いが貫かれています。
名前以上に、場所・食材・人すべての“結びつき”を体現するカフェとして、地元や訪れる人たちをつなぐ拠点となっています。
料理とメニューの魅力
選べるおむすびのこだわり
「musubi」ではランチのメインとして、おむすびを4種類（塩・梅・鮭・玄米）の中から好きな2つを選べます。
どれも上宮津地区や与謝野町、京丹後で栽培される地元米「丹後こしひかり」を使用し、それぞれ独自の風味が光ります。
たとえば無農薬の自家製梅干しを使った梅おむすびはまろやかな酸味が特徴で、玄米おむすびは外皮ごと炊いたことで、噛むほどに自然な甘みが広がります。
おむすび自体も店主が手作りしており、ふっくらとした食感とほどよい塩加減が感じられ、口にするとお米本来の力強さが伝わります。
地元の海苔でしっかり包まれたその風味は、ほんのりと磯の香りを添え、シンプルながら余韻のある味わいです。
旬菜せいろ蒸しの内容
おむすびに並んで人気なのが「旬菜せいろ蒸し」。
器に彩り豊かな10品前後もの地元産旬菜や魚介がぎゅっと詰められており、野菜はブロッコリー、にんじん、さつまいも、季節に応じて地元漁港直送の魚も加わります。
調理はせいろ蒸しにより、素材の水分や甘みが穏やかに引き出され、油や調味料を極力控えながらも満足感のある内容。
見た目も美しく、色味や食感のコントラストが楽しめるヘルシーな一皿。
器としてのせいろごと卓上に運ばれ、蒸気が立つ様子も魅力的です。
自家製おやつ＆ドリンク
ランチ後のカフェタイムには、店主手作りのスイーツとドリンクが楽しめます。
InstagramやSNSに投稿された情報によると、しっとりとしたスコーンや焼きリンゴのパウンドケーキ、自家製レモンチーズケーキなどが人気で、どれも素朴で甘すぎない味わいが特徴です。
ドリンクには、抹茶を生かしたものや宇治産抹茶使用のスムージー、由良みかんジュースなど地域の素材を活かしたラインナップ。
温かいカフェラテやスープメニューがときどき登場し、ランチの余韻に寄り添う、優しい味わいの時間を提供しています。
ご夫婦の移住ストーリー
大阪～福島～宮津へ
大阪府枚方市出身の寺田俊介さんと亜由美さん夫妻は、大阪での生活を経て、震災後に福島県へ赴任しました。
俊介さんはそこで、地域の人手不足や高齢化の問題を目の当たりにし、「地域振興に関わる仕事がしたい」という気持ちが芽生えました。
一方、亜由美さんは幼少期に祖父母のいる田舎で育ち、自然豊かな環境への愛着を抱いていました。
お互いの思いが重なり、「地域と共に暮らす」生き方を選び、地域おこし協力隊への参加を決意したそうです。
地域おこし協力隊としての挑戦
2017年秋、ご夫婦は「提案型」の地域おこし協力隊として、京都府宮津市の上宮津地区に移住しました。
俊介さんは最初の3回来訪で地域の魅力を即座に感じたといい、その後2年半にわたり、自治会役員としての地域参加や、農作業集会への参加を通じて地元住民との信頼関係を築きました。
上宮津地区では高齢化が進む中、協力隊としての活動は“地域に風穴を開けるチャレンジ”として期待されました。
オープンの経緯と目的
協力隊員として地域に馴染む中、2020年2月にご夫婦は古民家を改装して「おにぎりとおやつ musubi」を開業しました。
開業の直接のきっかけは、地元の稲刈りを手伝った際に味わった上宮津産コシヒカリの美味しさで、「このお米を多くの人に知ってほしい」という思いが強くなったことでした。
お店は地域の方々や協力隊制度を通じて支援された改装や応援によって誕生し、カフェとしてだけでなく、「地域とのつながりを結ぶ拠点」としての役割を担っています。
地域との関わり・拠点としての役割
移住体験施設やイベント運営
寺田俊介さんは、ご自身がかつて地域おこし協力隊だった経験を活かし、上宮津地区の移住体験施設の管理・運営を手掛けています。
京都府の支援を受け、農業体験や地元行事への参加を通じて「移住」を具体的にイメージできる機会を用意。
毎月開催される農作業イベントや、ホンモロコ養殖プロジェクト、加工品開発といった活動も彼自身が企画・進行しています。
また、2025年3月には地域おこし協力隊の現役・経験者が集う京都府ネットワーク交流会にもゲスト登壇し、自身の取り組みや連携の仕組みを紹介。
オンラインの座談場を通じ、意見交換や協働プロジェクトの発展に貢献しています。
地域交流の拠点としての機能
「musubi」は、観光客だけでなく地域住民も自然と集まる交流の場です。
地元の方が提供する野菜や魚が季節ごとに店メニューに採用され、食を通じた地産地消が進行中。
さらに市の子育て支援施策として、離乳食や幼児食づくりをテーマにしたワークショップが店内で実施され、その実施場所としてmusubiが認定を受けています。
こうしてカフェとしての役割を超え、人と人、人と地域を結ぶ“交差点”のような社会的役割を自然に担う施設となっています。
今後の展望と取組予定
地域と共に成長する姿勢は、今後も展開が期待されます。
店主夫妻は今後、ワークショップや農産品マーケット、宿泊体験なども視野に入れ、新たな地域連携の形を模索中です。
特に、築古民家を活用した宿泊併設型の施設や、子ども・ファミリー向けイベントの定期開催も検討されており、次代の上宮津に根差した新しい交流モデルとして注目されています。
まとめ：心も体も豊かにする“musubi”の魅力
「おにぎりとおやつ musubi」は、京都府宮津市喜多にある古民家を改装したおむすびカフェで、2020年2月に寺田夫妻によって開業されました。
地元・上宮津産コシヒカリを使った選べる２種のおむすびや、10種類以上の旬野菜や魚介をせいろで蒸すヘルシーメニューが評判です。
訪れた人からは「お米本来の香りとふっくら感が堪能できる」「地産地消の野菜たっぷりで罪悪感なく楽しめる」と高評価を得ています。
寺田夫妻の移住ストーリーは、震災後の福島での経験を経て地域への思いを深め、2017年に地域おこし協力隊として宮津へ。
地域への恩返しとして、地元米の魅力を広める場としてのカフェを立ち上げました。
番組「人生の楽園」（2025年7月12日放送）では、地域住民に支えられながら、心のこもったランチと交流を育む姿が紹介されました。
さらに、カフェは食の提供だけにとどまらず、地域おこし協力隊としての経験を活かした移住体験イベント、農作業体験、ワークショップ、宿泊を見据えた取り組みへも展開中です。
村のような環境と住民の交流を通し、地域の魅力を深める拠点としての役割を果たしています。
地元米と旬菜という、本物の地産地消を味わうランチは、都会の喧騒から解放され、五感がほぐれる体験です。
夫婦の“地域への恩返し”というコンセプトは、食べる以上に心を満たしてくれます。
今後、農泊やワークショップの拡充により、「訪れる」を超えた体験型観光へと進化する可能性が大いに期待できます。
「musubi」は、京都・宮津でおむすびを食べに行く以上の、地域とのつながりを感じる場となっており、移住や地域づくりに興味ある方にも、ぜひ訪れてみてほしい場所です。
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