【しあわせな結婚】ロケ地巡礼ガイド|斎森家や帝の宮殿の撮影地を完全紹介

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【しあわせな結婚】ロケ地巡礼ガイド|斎森家や帝の宮殿の撮影地を完全紹介

ドラマ「しあわせな結婚」のロケ地についての情報を探す人は、映画やドラマで描かれたあの美しい建築や風景を実際に見て、自分の目で確かめたいと願うファンの方が多いはず。

本作のロケ地には、国宝や重要文化財に指定される歴史的建造物が並び、その荘厳さや情緒が画面を超えて訪れる人々を魅了しています。

たとえば、三重県津市・高田本山専修寺の御影堂は、本作では初めて「帝の宮廷」としてスクリーンに登場し、国宝の木組みや精緻な彫刻がリアルに迫ってきました。

また、六華苑(三重県桑名市)はジョサイア・コンドル設計の洋館と和館が融合する豪華な「斎森家」邸として使用され、公開直後からファンの聖地巡礼スポットへと急浮上しています。

さらに、京都・奈良・滋賀・兵庫・大阪にも美しいロケ地が点在。古き良き洋館や町家の路地、赤レンガ建築など、場所ごとに異なる「大正モダン」の情景が重なり合って、本作独自の世界観をより深く感じさせます。

この記事では、しあわせな結婚のロケ地について、最新のロケ地マップ配布情報、春夏の巡礼に適したタイミング、見どころポイントまで、完全網羅でご案内します。

美世や清霞がいたロケ地を歩きながら、新たな発見や感動の旅に出かけましょう。

目次

三重県・桑名の洋館「斎森家」ロケ地:六華苑

三重県・桑名の洋館「斎森家」ロケ地:六華苑

歴史と建築の魅力(鹿鳴館設計者コンドル)

六華苑は1913年(大正2年)に建設され、英国人建築家ジョサイア・コンドルが手掛けた洋館部分が最大の見どころです。

鹿鳴館と同じ設計者によるもので、4層の塔屋と支柱のない開放的な階段など、当時としては最先端の洋風構造が融合しています。

内部は国の重要文化財に指定され、池泉回遊式庭園も国の名勝に指定されており、中世洋館の華やかさと和の趣が見事に調和した建築美が現地で堪能できます。

撮影に使われた部屋(玄関ホール・食堂・廊下)

映画では、斎森家として六華苑の主要部屋が多数使用されました。

洋館1階の玄関ホールはドラマ開始の清霞と美世の出会いシーンに登場し、華麗な調度品と生花で「家」の威厳が強調されました。

横の食堂は妹・香耶の部屋として使われ、連鶴やドレスの装飾で少女らしさが演出されています。

また、和館の畳廊下や板敷き廊下では、炎に包まれながら清霞が美世を救出する緊張感あるアクションシーンが撮影されました。

撮影用に障子には家紋を新たに制作し、セットとして組み込まれています。

見学ポイント&敷地案内(国指定文化財)

見学では洋館、和館の他、一番蔵や離れ屋も訪れる価値があります。

旧高須御殿は美世の部屋としてセット化され、畳と障子を外し壁の雰囲気を再現。

一番蔵では閉じ込められたシーン、一の間では当主室としてのアクションも撮られており、実際のシーンを思い出しながら巡ることができます。

公式では撮影ロケ地マップも配布中で、敷地全体を俯瞰しながら「聖地巡礼」を楽しめるようになっています。

三重県・津市の宮廷シーンはここ!専修寺が舞台

三重県・津市の宮廷シーンはここ!専修寺が舞台

御影堂・如来堂――帝室内部セット

三重県津市にある高田本山専修寺の御影堂は、本作で「帝」の居室や謁見の場として使用されました。

御影堂は全木造で国宝に指定されており、撮影チームはその荘厳な木組みや柱間空間を活かして本物の宮廷空間を再現しました。

特に、「帝の寝所」としてセットが組まれたのは地元では映画初。

さらに如来堂においても、精緻な彫刻を背景にした回廊で緊迫の政略会議や儀式シーンが撮影されており、その映像は寺院の歴史的価値と説得力を持って画面に映し出されています。

通天橋・山門前・庭園――荘厳シーン撮影スポット

本堂をつなぐ通天橋は、列をなす侍従の中を進む「堯人」の歩行シーンに最適なロケーションとして選ばれました。

そこから見える竹林や庭園エリア(雲幽園)では、清霞と幼馴染・堯人が静かに語らう場面が撮影され、背景の緑と心の揺れが美しく融合しています。

また、釘抜門や山門前では、陸軍兵士との緊迫した対峙シーンや、清霞が傘を片手に美世を迎えるクライマックス近くの演出が行われ、寺院の象徴的エントランスが映像美を高めています。

ロケ地マップ配布&巡礼情報(津市・三重エリア)

撮影を記念して津市と桑名市が共同制作したロケ地マップは、2023年2月26日より市役所、観光案内所、映画館、書店、ファミリーマートなど三重県内外で配布されました。

一身田地区の専修寺では御影堂・如来堂・通天橋など主要スポットに撮影当時の写真が掲示されており、聖地巡礼客が撮影位置を特定しやすいようになっています。

また、地元のフィルムコミッションでは定期的に専修寺を中心としたロケ地ツアーも開催され、全国から訪れるファンを増やしています。

奈良県・橿原今井町で初デートでロケ地を歩こう

奈良県・橿原今井町で初デートロケ地を歩こう

今井町伝統的建造物群保存地区の散策ルート

今井町は江戸時代からの町家が現存する歴史的な地域で、重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。

この街並みは主人公・清霞と美世が初めて出かけるデートシーンの舞台に選ばれました。

特に、本町筋や中尊坊通りなど細い路地と軒先の町屋が連なる通りが映像に幾度も登場し、現地でもまるで時代劇のワンシーンに迷い込んだかのような情緒を体感できます。

電線の地中化も進んでおり、余計な現代要素が排除された風景は、ドラマの和製クラシックな雰囲気そのものです。

呉服店セット&古民家カフェでロケ弁体験

ロケ地マップによると、清霞と美世が着物を選ぶ呉服店は「旧米谷家」で、その重厚な佇まいが背景として映えています。

旧米谷家は観光案内所「今井景観支援センター」として開放されており、建物内部にも入って見学できます。

その後のカフェシーンは、古民家カフェ・Hackberry(ハックベリー)で撮影され、ロケ弁として提供された“シネマティックランチプレート”が、現在も平日ランチで一般提供中。

これ目当てに訪れるファンが続出しており、メンバー目黒蓮さんもプライベートで訪れたという話も地元カフェ店から聞かれています。

現地イベント情報(ロケ地展&マップ)

映画公開を記念して、2023年3月24日~5月7日の期間中、「ロケ地展in橿原市」が今井町内各所で開催されました。

旧呉服店の控室として使用された「今井まちなみ交流センター『華甍』」や、TOHOシネマズ橿原、観光交流センター「かしはらナビプラザ」などで、撮影時のパネルやスタッフ・キャストの衣装が展示され一大イベントとなりました。

ロケ地マップは複数の配布場所で紙媒体は終了したものの、PDF形式で現在もダウンロード可能です。

京都・滋賀・兵庫も多数登場!ドラマ全ロケ地まとめ

京都・滋賀・兵庫も多数登場!ドラマ全ロケ地まとめ

京都|きんせ旅館・聖母女学院本館・東郷邸・舞鶴赤レンガパーク

京都では以下の4ヶ所が主要なロケ地として登場しました。

  • きんせ旅館(京都市下京区):清霞が勤務する職場として登場。大正レトロな館内や畳室が当時の生活感を伝えます。
  • 京都聖母女学院本館(伏見区):煉瓦造りの歴史的建築が陸軍部隊の本拠地シーンに使用され、校門前には「ロケ地になりました!」と掲示板が設置されています。
  • 舞鶴地方総監部会議所(旧東郷邸/舞鶴市):久堂家の邸宅としてロケが行われ、洋風建築と大正期の内装がそのまま活用されました。
  • 舞鶴赤レンガパーク(舞鶴市):クライマックスの戦闘シーンが赤レンガ倉庫群を舞台に撮影され、外装3号・4号棟、屋内5号棟などが使用されました。

これらはすべて歴史的価値の高い建造物で、原作世界の重厚感と雰囲気を忠実に映像化しています。

滋賀|藤井彦四郎邸(久堂家の台所)

滋賀県東近江市の藤井彦四郎邸は、久堂家の台所シーンに使用された重要スポットです。

撮影クランクインもこちらで行われ、主屋の伝統的な和風台所がそのまま映像に残されました。

敷地内には洋館や客殿もあり、和洋折衷建築が作品にマッチしたため選定されたことがうかがえます。

兵庫|兵庫県公館(鶴木家)

神戸市中央区にある兵庫県公館は、大正期に建てられたルネサンス様式の迎賓館・県政資料館で、鶴木家の邸宅シーンとして使用されました。

設計者は山口半六氏によるもので、登録有形文化財に指定された重厚な造りが映像に重みを加えています。

大阪|大阪市中央公会堂

大阪では大阪市中央公会堂がロケ地として選ばれ、蟲(むし)の場面や鶴木貿易の事務所として登場しています。

赤レンガ建築で歴史的な雰囲気を漂わせ、作中の重要な背景として機能しました。

まとめ

まとめ

三重・京都・奈良・兵庫・大阪に広がる名建築が「しあわせな結婚」の世界感を立体的に演出しています。

国宝指定の専修寺や国指定重要文化財の六華苑、趣ある今井町など、どれもドラマの緊張感や感動を深める要素として実在の構造物が生きています。

筆者としては、まず三重県・津市と桑名市のロケ地が特に見応えがあると感じました。

専修寺の荘厳な御影堂ではまさに「初の国宝建築での撮影」が実現し、その説得力はスクリーン越しでも伝わってきます。

また、六華苑はコンドル設計による洋館と和館の併設という珍しい構造で、清霞と美世の家庭シーンに深みを与える背景として最上級の選択だったと感じます。

関西エリアでは、京都・舞鶴の東郷邸や劇中の戦闘シーンに彩りを加える赤レンガパークも魅力的です。

特に舞鶴では、バスツアーが企画されるほどの人気で、ロケ地巡礼の動きは今なお続いているのが印象的でした。

奈良・橿原市今井町は、電線の地中化など現代施設の排除により、まるで大正期のような町並みがそのまま映像に溶け込んでおり、デートシーンの情緒を高めています。

呉服店の旧米谷家や古民家カフェなど、現地観光案内も充実している点が巡礼者に喜ばれています。

兵庫・大阪エリアでは、神戸の兵庫県公館や大阪市中央公会堂も歴史的建物として撮影に活用され、ドラマの重要な舞台として存在感を発揮しています。

本作のロケ地には、単なる撮影舞台ではなく、日本が誇る歴史的建造物が多数含まれています。

巡礼を通じて得られるのは、目に見える美しさだけでなく、時間を超えた物語への共感やリアルな重厚感です。

ファンとして、そして建築や歴史愛好家として訪ね歩く価値が存分にある場所ばかりです。

あなたもぜひこの巡礼旅で「しあわせな結婚」の世界へ浸ってみてください。

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