2025年7月24日放送の『見取り図の間取り図ミステリー!○○付きの謎ハウスSP』では、「間取り図に隠された日常の仕掛け」をテーマに、4軒のユニークすぎる“謎ハウス”が登場しました。
まず、大阪府の2階建て住宅では、リビングが1日に何度も変化する仕組みが明らかに。
床に敷かれた“謎の豆”状パネルがセンサーとなって可動壁を動かす設計で、時間帯に合わせてくつろぎ空間を切り替えるリビングは、家族の生活リズムに合わせた“暮らしのスイッチ”として機能しています。
次に、愛知県の住宅では、間取り図に描かれた不思議な“模様マーク”が、1日に何度もチェックが必要な共用責任エリア—植物や小型ペットを飼育する場所—を意味していることが判明。
間取り図に番号や印を残すことで、家族の協力が自然に生まれる工夫に、ゲスト・岡田結実さんも「これはうらやましい!」と絶賛しました。
さらに高知県の離れでは、大量の四角マークが示すのは、タイル張り床と冷蔵庫に詰め込まれた馬刺しスペース。
これは家主の“夢”を叶える趣味部屋であり、間取り図が“夢を形にする設計図”であることが浮き彫りに。
最後は、賃貸物件ながらトイレが間取り図に描かれていない謎。
調査員・ハリウッドザコシショウによって明かされたのは、玄関近くの壁裏に隠されたパネル式ドアの“隠しトイレ”。
スタジオが驚き、拍手が起こるほどのギミックでした。
これら4つの“謎ハウス”は、すべて「間取り図を見る視点を変える」ことに主眼を置いています。
生活リズムを誘導したり、家族の協力を可視化したり、夢をかなえる空間を創造したり、狭小でも機能的に隠すギミックを設けたりと、いずれも住人の暮らしに根ざした“工夫”が随所にちりばめられていました。
本記事では、これら4事例に込められた設計の狙いと背景を徹底解説します。
間取り図のミステリーを通じて、「住まいとは何か」「空間とは何か」を再発見したい方にこそ、読んでほしい内容です。
①リビングが1日に何度も変わる謎の住宅

大阪府・2階建ての謎リビング
2025年7月24日放送回では、MC見取り図の森田哲矢さんが大阪府内の2階建て住宅に潜入。
まず目に飛び込んできたのは、時間帯に応じて“間取り図そのものが書き変わる”リビング空間でした。
昼間は開放的なLDKとして機能し、夕方以降には可動式の間仕切りがスライドし、用途を完全に切り替える仕様。
間取り図を見ただけでは想像しづらい仕掛けに、スタジオの出演者一同が驚嘆しました。
大量の“謎の豆”と間取り変化の仕組み
調査中に発見された「謎の豆」は、実は時間帯によって間仕切りを動かすセンサーのトリガーでした。
リビングの床に敷かれた陶器製の“豆パネル”を踏むと、数秒後に壁面収納が開いたり、可動壁が移動したりする仕組みです。
これにより、家族が日常生活の中で直感的に空間を切り替えられる設計になっており、単なるインテリアではなく“暮らしのスイッチ”として機能しています。
“ある時間帯”の我慢と仕掛けの理由
面白いのは、このギミックが発動する“ある時間帯”が、家族の生活リズムに連動している点。
夕食後に間取りが変化し、テレビ視聴やリラックスタイムに適した空間へと切り替わるよう設計されていたのです。
これにより「子どもが自室にこもりすぎないように」といった生活習慣の課題解決にも貢献。
家主は「家族の時間をリビングに集めたい」と狙いを語り、森田さんも「感動する発想!」と絶賛しました。
②不思議な模様のマークが描かれた間取り図

愛知県の住宅で発見されたマーク
2025年7月24日の放送で、岡田結実さんが愛知県の一般住宅を訪れ、間取り図に不思議な“模様のマーク”が描かれていることに気付きます。
その模様は、通常の部屋の表記とは異なり、複数の円や波紋のようなデザインが重なった独自のシンボル。
スタジオでは「こんなマーク、初めて見た!」との声が上がり、視聴者の興味を強く引きました。
1日に何度も“ある面倒を見る”必要性とは
そのマークが示していたのは、家族がその部屋で“1日に何度も世話をかける”必要がある対象物でした。
具体的には、小型ペットや植物など、日常的に気を配らなければならないものが置かれたスペース。
家主は「朝昼晩にチェックしないとダメで…」と語り、生活の中に自然とルーティンを取り入れるために間取り図上に記したと説明。
マークの正体は、家族全員で協力してケアする“共用責任エリア”でした。
家族に大好評の理由と岡田結実のリアクション
岡田さんはその事実を聞くや否や、部屋の中を確認して「同じマークを押すだけでいいの⁉」と感心の表情を浮かべました。
家族にとっては、“誰がいつ世話したか”が間取り図で一目瞭然になり、自然と協力体制が整うのが大きなメリット。
岡田さんも「最近、理想の間取り図に見えてきた!」と口にしたほど、実用性とデザイン性を兼ね備えたこの設計にうらやましさを感じていました。
③“たくさんの四角”並ぶ家の謎

高知県の離れに現れた大量の四角マーク
2025年7月24日の『見取り図の間取り図ミステリー』では、藤本敏史さんと信子さんが高知県にある離れを訪問。
そこには間取り図の中に無数の「四角」マークが密集して描かれていました。
敷地面積200㎡を超える大型離れですが、間取り図上で四角い印が集中するゾーンが気になるポイントでした。
番組内では「こんなに四角がひしめいている間取り図、見たことない!」と驚きの声が多数上がりました。
床がタイル張り&冷蔵庫に大量馬刺し
四角マークの正体を探るべく調査を進めていくと、室内の床は全面タイル張りの仕様であることが判明。
タイルエリアは冷蔵庫が数台設置されたゾーンと繋がっており、その中には大量の馬刺しが保存されていました。
家主によると、「鮮度を保ちたい馬刺しをすぐ手に取れる場所にまとめて置いた結果、こうなった」とのこと。
見取り図チームも「これは趣味を形にした間取りそのものだ!」と称賛しました。
家主の“夢”を叶えた建築アイデア
番組ではさらに、四角マークが示す場所が家主にとって“子どもの頃からの夢”を叶えるスペースであることが明かされました。
家主は馬刺し好きが高じて、自宅で手軽に楽しめる専用コーナーを作りたかったとのこと。
マークが描かれた間取り図は、実際にタイル床と冷蔵設備が連動する趣味重視なゾーンを精密に示しており、間取り図自体が“夢の設計図”として機能していたのです。
④トイレ付き賃貸なのに間取り図に描かれていない!?

芸人・ザコシショウが調査
7月24日の放送には、ハリウッドザコシショウさんが調査員として登場し、後輩芸人・ロイヤルミゾグティーさんが住んでいるという「間取り図にトイレが描かれていないのに、トイレ付き」という賃貸物件に潜入しました。
ザコシショウさんは「これは間取り図詐欺!?」と驚きの声を漏らしながら、スタジオと視聴者の疑問を代弁しました。彼のリアルな反応が、調査の信頼性を際立たせました。
ロイヤルミゾグティー宅の隠しトイレ場所
現地では、実際にトイレが機能しているにもかかわらず、間取り図上ではその位置が“空白スペース”として記されていました。
調査の結果、トイレは玄関近くの壁裏に巧妙に隠され、開閉できるパネルを押すと扉が開く仕様であることが判明しました。
この隠しトイレは、来客時に見つかりにくく、空間をすっきり見せる効果もあるとのことです。
スタジオに衝撃を与えたギミックの正体
隠しトイレの“パネル開閉式ドア”は、ボタンを押すと壁と一体化したドアがスムーズに中に収納されるギミック付き。
ザコシショウさんが「まるでドアが消えたみたい!」と驚愕し、スタジオ全体が拍手と笑いに包まれました。
この設計は、狭小スペースでもプライバシーを保ちつつ、間取り図を美しく保つことを両立する秀逸な工夫と評されました。
まとめ

本回の「○○付きの謎ハウス」は、単なる間取り図の不思議に留まらず、住人の思いと生活様式が巧みに“仕掛け”として間取りに組み込まれていた点が大きな魅力でした。
大阪府の「リビングが一日何度も変わる家」は、時間帯に応じた空間の切り替えで家庭内の居場所を整え、生活動線を自然に誘導する創意に感銘を受けました。
愛知県の“模様マーク”住宅では、家族の協力を可視化することで“共用責任エリア”が文化として根付き、間取り図が生活のコミュニケーションツールへと昇華されていたのが印象的です。
高知県の離れに並ぶ大量の四角マークは、趣味である“馬刺し”を自宅で楽しむための実用空間を正確に示す設計で、家主の夢を叶えた設計のストーリーが間取り図から読み取れる点がユニークでした。
最後の隠しトイレ付き賃貸物件では、“間取り図には載せたくない”空間でも柔軟に収めるパネル式ドアのギミックによって、見た目のすっきりさと機能性を両立しており、設計者の巧みな空間活用に驚かされました。
これら4つの事例はいずれも、間取り図をただの図面ではなく「住まいの物語として描く」力を持っており、そこに住む人々の価値観や生活のこだわりが丁寧に反映されている点が特に魅力です。
視聴者としては、間取り図を見るときつい「なぜこうなっているの?」という疑問が、家主の思いを読み取る鍵となる楽しみに変わるという新しい視点を得られました。
筆者としては、これほど間取り図に込められる“個性と工夫”を実用的に楽しめる番組は非常に稀だと感じます。
これから間取り図を見るたびに、「住む人の暮らし」が透けて見えるようになりそうです。
このシリーズの今後は「間取り図から住む人の価値観やライフスタイルを“読む”」視点がもっと深められるとさらに面白くなると思います。
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