テレビ朝日系列で2025年12月14日(日)夜7時54分に放送された人気番組『ポツンと一軒家』では、山口県の深い山中にひっそりと佇む一軒家とそこで暮らす70代夫婦の暮らしぶりが特集され、多くの視聴者の関心を集めました。
この回の舞台は、地図や衛星写真にわずかに映るだけの秘境で、近隣住民も普段は通り慣れないような荒れた山道を辿った先にあり、捜索隊が入口で教えられた「砂防ダム」を目印に進む中、背丈ほどの雑草や落ち葉・落石が続く道程の困難さが描かれました。
険しい山道を歩き進めた捜索隊がたどり着いた先には、築およそ160年とされる古民家が静かに建っており、78歳の元大工の夫と70歳の妻が迎えてくれたというストーリーが放送内で紹介されました。
夫妻は長年にわたってこの家を自ら守り続け、かつて茅葺き屋根だったものを自力で瓦に葺き替えたり、豪雨で流された橋の復旧を自分たちの手で行ってきたことが番組で取り上げられました。
このような地域の人でも知らないような山奥の一軒家にただ住んでいるのではなく、歴史ある住居と自然環境、そして夫婦の生活の知恵や工夫が日々の暮らしに深く結びついている様子が放送で描かれたことで、視聴者からは「秘境でありながら、人間らしい生活の豊かさがある」といった感想がSNSでも見られるなど、番組放送後の反響が大きくなっています。
本記事では、そんな山口県のポツンと一軒家で暮らす70代夫婦の暮らし、家屋と生活の工夫、そしてその背景にある自然環境の厳しさと魅力について、最新の情報を押さえつつ詳しく紹介していきます。
放送回の基本情報を整理

放送日・放送時間(2025年12月14日)
2025年12月14日(日)の夜7時54分から、テレビ朝日系列で人気番組『ポツンと一軒家』が放送されました。
今回の舞台は山口県の深い山の中にある人里離れた場所で、テレビの公式番組サイトでもこの回の予告が掲載されており、山奥で暮らす70代夫婦の暮らしに密着する内容だと紹介されています。
番組は毎週日曜夜に放送されている定番のドキュメンタリー系バラエティで、この回でも所ジョージさんと林修さんが出演者として登場しました。
ゲストには浅利陽介さんとハシヤスメ・アツコさんが迎えられ、夫婦の生活や秘境の道のりなど、視聴者が興味を惹かれるテーマが取り上げられました。
番組で扱われた舞台(山口県の山中)
2025年12月14日の放送回では、山口県のかなり奥まった山中が捜索の対象地として取り上げられました。
衛星写真で一軒家の存在を捉えた捜索隊は最寄りの港町から聞き込みを開始し、近隣住民の情報を頼りに山中の砂防ダムを目印にして進んでいきます。
途中の道は草木が深く生い茂り、落ち葉や落石が積もる山道となっていて、地元の人でも通らないほど荒れていることが番組予告でも伝えられています。
険しい道を進んだ先にあるこの一軒家は、周囲に畑らしき土地もありながら、普段は人の気配がほとんど感じられない“秘境”と呼べる環境です。
見逃し配信(TVer/ABEMAの案内)
『ポツンと一軒家』は見逃し配信にも対応しており、TVer(ティーバー)やABEMA(アベマ)での無料配信が公式に行われています。
12月14日放送回も放送終了後、これらのプラットフォームで視聴可能となっていて、実際に放送を見逃した視聴者が番組本編を後からチェックできるようになっています。
予告情報でも「TVer & ABEMAで見逃し配信中」と明記されており、放送から一定期間視聴できるようになっているのが特徴です。
山口県の“ポツン”にたどり着くまでの道のり

目印になった場所(砂防ダム)
『ポツンと一軒家』2025年12月14日放送回で、捜索隊が秘境の一軒家を探す際に最初の手がかりとなったのが「砂防ダム」という地元住民からの情報でした。
これは、衛星写真を手掛かりに最寄りの港町で聞き込みを行ったときに教えてもらったポイントで、住民自身もその奥がどれほど山深いかを即答できないほどの場所でした。
そこで「砂防ダムが目印」と伝えられたことが、捜索隊にとって唯一の具体的な目印になったのです。
この砂防ダムそのものは、川の流れを抑え、土砂災害を防ぐために設置されたもので、山間部の道標として地元でも大きな目印になっていることから、捜索隊はこれを頼りに山中へ進んでいきました。
こうして山奥の狭いルートをたどるきっかけを掴んだことが、この回の捜索成功につながったと言えます。
走行困難ポイント(雑草・落ち葉・落石)
砂防ダムを目指して進んだルートは、いわゆる“一本道”ではなく、地元住民でも普段は通らないほど荒れた山道でした。
山道沿いは雑草が背丈ほどに茂り、枯れた落ち葉が積もったままの状態で続いています。
放送で紹介された捜索の様子では、雑草が車の進行方向を隠してしまい、何が障害物になるかわからない状態で走行が非常に困難であることが映し出されました。
また、落石が至る所に点在しており、車両のタイヤをひどく削るような不安定な地面が続いています。
このような雑草・落ち葉・落石の三重苦によって、捜索隊は途中で車を降り、歩きながら少しずつ進む必要がありました。
テレビ朝日公式情報でも「鬱蒼と生い茂る雑草・積もった落ち葉・落石が走行の妨げになる」と紹介されており、山奥の道がどれほど荒れていたかが視覚的にも説明されています。
捜索隊が取った対応(降車して除去しながら進行)
実際の捜索では、単に車で突き進むだけでは進めない山道であったため、捜索隊は車を降りて進路を確認し、目の前の障害をひとつずつ取り除く必要がありました。
具体的には、雑草が道をふさいでいる箇所では枝や茎を手でかき分けながら進み、落ち葉の下にあるであろう地面の状態を足で確かめながら進むという慎重な対応が求められました。
さらに、道に横たわる落石については、車両にダメージを与えないように石をどける、不要な枝を取り除く、といった作業も断続的に行われました。
こうした細かな対応が、最終的に険しい山道を越えて一軒家へたどり着く鍵となり、捜索隊と番組スタッフの根気強さと慎重さが強く映し出されていました。
なお、こうした状況の描写は番組公式サイトにも記述があり、地元でも通行が難しい未整備の山道であることが確認されています。
70代夫婦のプロフィールと暮らし

夫:元大工(78歳)
2025年12月14日(日)放送の『ポツンと一軒家』で捜索隊がたどり着いたのは、山口県の深い山中に建つ築160年の古民家。
そこで暮らしていたのが78歳の夫で、長年大工として働いてきた人物です。番組公式やテレビ報道によれば、この男性はこれまで自分で手を加えながら家を維持してきたことが紹介されています。
捜索隊が険しい山道を越えて到着すると、まず夫は「よくこんなところに来られましたね」と笑顔で迎え、視聴者もその温厚な人柄に引き込まれました。
捜索中の取材で明らかになったのは、かつて茅葺(かやぶき)だった屋根を自分たちの手で瓦屋根に改修した経験です。
これは屋根を長持ちさせるために必要な大工技術で、78歳になってもなお体を動かし、家を守り続ける姿勢が伝わってきました。
こうした背景から、視聴者には単なる“秘境暮らし”ではなく、長年培った職人技を日々の生活に生かす姿が深く印象付けられました。
妻:大工仕事を支え続けた伴走者(70歳)
一軒家で夫と暮らす妻は70歳。
番組では、夫の大工仕事を手伝いながら二人三脚で生活を築いてきたことが紹介されました。
番組公式では「大工仕事を手伝っていた」という説明があり、屋根の葺き替えなどの作業にも協力的であったことが伝えられています。
夫が重い木材や工具を運ぶとき、妻がその補助をする様子は、70代とは思えないチームワークとして視聴者の印象に残りました。
夫妻の会話の中にも、山奥の厳しい環境でも互いを思いやる言葉が自然に交わされ、夫婦関係の深さが映像を通じて伝わってきます。
夫婦は、この山奥の暮らしをいつまで続けるのかについて具体的な目標を語る場面はありませんでしたが、相互に支え合いながらこの家を守り続ける意思の強さが随所に表れていました。
山奥での一日の過ごし方
番組内の取材で描かれた夫妻の1日は、自然との共存を体現するものでした。
朝は山の景色を背景に、夫婦そろって庭先や畑の手入れを行う姿が映されました。
放送内容からは、自給的な生活の要素がある一方で、山奥という立地の不便さと向き合いながら日々の作業をこなしている点が強調されています。
畑仕事で季節の作物を育てるシーンや、山道から運んできた薪を割る作業など、どれも“ポツンと建つ一軒家”でなければ見られないような暮らしです。
夫妻は自宅周りの手入れをしながら、自分たちの体力と相談しつつ生活のペースを保っていることが画面からうかがえました。
また、訪問時に見せた笑顔からは、厳しい環境の中でも小さな達成感や喜びを大切にしている暮らしぶりが感じられました。
こうした日常描写は、普通の都会暮らしとは異なる、山奥ならではの時間の流れと生活リズムを視聴者に伝えるものとなりました。
築160年の家と“自分たちで守る”工夫

築160年の家屋が持つ特徴
2025年12月14日放送回の『ポツンと一軒家』で紹介された山口県の一軒家は築160年を超える古民家であり、地元の聞き込みや衛星写真から存在が判明した家のひとつです。
公式番組概要にも「明治時代からポツンと建つ一軒家」という表現があり、番組スタッフが捜索を進める中で“地域の歴史を背負う古い家”であることが強調されていました。
築160年という長い年月を経た古民家は、現代建築と比較すると耐久性や構造面で独特の特徴を持っています。
日本の古民家は構造的に太い柱や梁による組み木工法で組み立てられており、通し柱を中心にした骨組みが戦後以降の住宅とは異なる重厚感ある作りになっています。
加えて長年の風雪に耐えてきた屋根材や土壁、木材の質感は、現代のプレハブ造りの住宅とは明らかに異なる耐候性と経年変化による味わいが見て取れます。
今回の放送回では古民家が自然豊かな山中に溶け込むように立っていることが映像から確認でき、そこに住む70代夫婦がこの家を長く守ってきた“時間の厚み”が視聴者に伝わりました。
茅葺き→瓦へ(DIY改修の実例)
番組の取材内容で特に話題になったのが、夫婦が自ら家の改修に手を加えてきたことです。
かつては茅葺き屋根だった部分を、雨漏りや劣化を防ぐために瓦屋根へと自分たちの手で葺き替えたことが紹介されました。
これは一部の出演者や捜索隊が話題にしていた具体的なエピソードで、夫が元大工であることを活かした取り組みです。
茅葺き屋根は伝統的な日本家屋の象徴ですが、維持管理が難しく、風雨や積雪で痛みやすい特徴があります。
そこで夫婦は瓦屋根への改修を選び、屋根全体を耐久性の高い素材で改修しました。
瓦屋根は重量があり強風にも強いという特性がある一方で、設置には熟練の技術が必要です。
そのため一般的には専門職による施工が必要とされますが、78歳の夫はかつて大工として働いていた経験を生かし、自ら手を動かしながら葺き替え作業に取り組んできたことが、放送中に描かれています。
このようなDIYで家を守る姿勢は、ただ単に古い家を維持してきたというだけでなく、自分たちの生活と家屋への愛着を強く反映した行動であることが視聴者にも伝わりました。
豪雨で流された橋の復旧(石垣造成など)
番組では、自然災害による損傷から家へのアクセスを守るための工夫も取り上げられました。
特に山間部特有の豪雨被害によって橋が流されてしまった箇所の復旧作業が必要になったことが語られています。
山奥の家に至るまでの山道には橋が架かっていましたが、大雨により流されて通行が困難になった時期がありました。
これに対して夫婦は、道路脇に石垣を積むなどの補強を行うことで、手元にある資材と技術を使いながら仮橋や通行できる道を自力で構築するという対応をしてきました。
石垣というのは、通常は重機や専門の職人を必要とする作業ですが、夫が大工として長年培った経験を応用し、可能な範囲で石を積み上げて補強することで、山道の安全性と通行性を確保してきたのです。
このような橋の復旧や山道整備の実例は、地方の過疎地で暮らす人々にとって、単に“生活の便利さ”を維持するだけではなく、日々の安全と家族の暮らしを守る知恵と創意工夫の積み重ねであることを強く示しました。
まとめ

2025年12月14日放送の『ポツンと一軒家』で取り上げられた、山口県の深い山中に建つ古民家とそこで暮らす70代夫婦の生活は、多くの視聴者の心をつかみました。
この回では、衛星写真に写る人里離れたポイントから捜索隊が出発し、地元住民の聞き込みを重ねて険しい山道を進む過程が描かれています。
途中、雑草や落石が山道を覆い、車両での進行が困難になる場面もありましたが、捜索隊は粘り強く進み、ついに目的地の一軒家に辿り着きました。
この一軒家は築160年を超える古民家で、捜索隊が到着すると78歳の元大工の夫と、70歳の妻が笑顔で迎えてくれました。
夫妻はこれまで厳しい自然環境の中で暮らしを続け、かつて茅葺きだった屋根を自ら瓦屋根に葺き替えるなど、長年家を守る工夫を積み重ねてきたと番組内で紹介されました。
さらに、12年前の豪雨で橋が流された際にも、自分たちで石垣を積んで通行できるよう整備した経験を語っていて、まさに “他の人が諦めるような環境” を自らの手で乗り越えてきたことが伝わります。
視聴者の反応としても、街中での暮らしとは大きく異なるこうした山奥生活の苦労と喜びを垣間見ることができる点に関心が集まりました。
SNS上でも「70代夫婦が自然と向き合いながら暮らす姿が勇気をくれる」「こうした生活の知恵がしっかり番組に描かれていた」といった声が見られます。
この回で描かれたのは、単なる“秘境での暮らし”ではありません。
古い家を手入れしながら自ら生活基盤を整え、自然災害にも工夫で対応してきた夫婦の人生そのものです。
都会の便利さとは違う価値観で生きる二人の生き方は、多くの人が「自分らしい暮らしとは何か」と考えるきっかけにもなったでしょう。
今後もこのような放送を通じて、日本各地の“ポツンと一軒家”に息づく人生ドラマが紹介されることを期待したいところです。

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