新井美羽さんは、2006年9月17日生まれ、東京都出身。
2歳から芸能活動を開始し、4歳のころにはすでにドラマデビューを果たすという、芸歴15年にわたる“ベテラン子役”です。
特に2017年、NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』で幼少期の直虎(おとわ/竜宮小僧)を演じたことで、その童顔ながら圧倒的な表現力が注目を浴び、“天才子役”との呼び声が高まりました。
また、その同じ年に放送されたNHK連続テレビ小説『わろてんか』でもヒロイン・てんの幼少期を演じ、2作連続で主演ヒロインの幼少期として登場するという異例の活躍を見せています。
その後も映画『幼な子われらに生まれ』や『じんじん』など幅広い作品に出演し、繊細な感情表現によって確かな足跡を残してきました。
そして2024〜2025年にかけての近年、新井さんは子役から成長した“次世代の演技派”として、さらに多彩な活躍を展開しています。
2024年夏ドラマ『スカイキャッスル』では浅見瑠璃役として登場し、複雑な人間模様の中でその存在感を示しました。
さらに、TOKYO MXドラマ『彼のいる生活』やNHK『藤子・F・不二雄SF短編ドラマ』でも主演級の役どころを務め、映像世界での表現領域を着実に広げています。
2025年には、広瀬アリス主演の学園ドラマ『なんで私が神説教』に太田璃子役で出演、社会問題にも切り込む意欲的な学園ドラマの中で確かな印象を残しました。
また、大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』や、映画『青春ゲシュタルト崩壊』(中条月加役)、時代劇『雪の花―ともに在りて―』、ドキュメンタリー風映画『BAUS 映画から船出した映画館』への出演など、作品ジャンルに捉われない幅広い役柄に挑戦し続けています。
本記事では、そんな「新井美羽 子役時代」の歩みを丁寧に追いながら、「どの作品でどんな姿を見せていたのか」「どのような評価が彼女に寄せられてきたのか」、そして「現在、どんな表現の幅を見せているのか」を、最新の情報に基づいてまるごとご紹介します。
子役としての輝きと、大人への進化を――その両方を一度に味わえる内容で、読者の皆さんの疑問にしっかり応えていきます。
プロフィールと子役時代の歩み(基本情報とブレイクまで)

基本プロフィール(生年月日・出身・所属・家族)
新井美羽さんは2006年9月17日生まれ、東京都出身の現在18歳です(2025年時点)。
キャロットやスマイルモンキーを経て、2020年4月1日からトップコートに所属しており、芸能活動を続けています。
妹には同じく子役として活動する新井琉月さんがいます。
趣味はダンス、特技は英語、逆立ち、歌、お絵かき、乗馬と、多彩なスキルを有していることでも知られています。
デビュー〜初期出演の軌跡(2009〜2016)
幼い頃から芸能界でキャリアを重ねてきた新井美羽さんは、2009年に活動を開始して以降、映画やドラマ、CMなどで着実に出演を重ねていきました。
2013年公開の映画『じんじん』や『謝罪の王様』では幼少期のキャラクターを演じ、映画デビューを果たします。
その後も、受注作品『幼な子われらに生まれ』(2017年公開)では息をのむ存在感を見せ、子役としての基盤を築きました。
ブレイクの契機:2017年『おんな城主 直虎』『わろてんか』
2017年は新井さんにとって転機の年です。
NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』では主人公・直虎(おとわ/竜宮小僧)の幼少期を演じ、その表現力と存在感が高く評価されました。
同年、連続テレビ小説『わろてんか』でも主人公・てんの幼少期を演じ、2作ともにヒロインの“子供時代”を鮮烈に演じきったことが子役としての飛躍につながりました。
こうした経験により、広く名前が知られる一方で、その演技の奥行きにも注目が集まりました。
子役時代の代表作と役柄の魅力(作品別に整理)

NHK大河『おんな城主 直虎』—おとわ/竜宮小僧の存在感
2017年に放送されたNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』において、新井美羽さんは主人公・直虎(幼名:おとわ)、そして「竜宮小僧」として登場し、物語の冒頭から強烈な存在感を放ちました。
幼少期の直虎を演じる新井さんの演技には、幼くしてしっかりとした佇まいと表情の揺れが備わっており、静かな情感と気高さが同居する姿が印象的でした。
多くの視聴者が彼女の登場時に息をのんだことから、「子役とは思えない表現力」として話題になりました。
実際に「17歳にして『おんな城主 直虎』で注目された」と報じられています 。
連続テレビ小説『わろてんか』—藤岡てん(幼少期)
同じく2017年後期放送のNHK連続テレビ小説『わろてんか』では、ヒロイン・藤岡てんの幼少期を演じ、新井美羽さんは異なる作品ながら「朝ドラの顔」として同年2作の主要ヒロインを演じるという珍しい実績を残しました。
『わろてんか』は、大阪を舞台に戦前から戦後にかけて「笑い」で人々を支えるヒロインの姿を描く作品であり、てんの子供時代を演じた新井さんの豊かな表情と感受性は、多くの視聴者に強く印象付けられました。
『この世界の片隅に』ほか—映画『幼な子われらに生まれ』まで
映画『幼な子われらに生まれ』(2017年公開)では、新井美羽さんは作品に深みを与える存在として登場し、その存在感で大きな印象を残しました。
同作では、家族の葛藤と愛を扱う中で、子供としての視点を穏やかに支える役割を担い、映像に温かなぬくもりを与えました。
さらに、映画作品としては『この世界の片隅に』などにも出演し、幅広い作品ジャンルで確かな足跡を残しています。
評価と話題—“天才子役”と呼ばれた理由

役作りの凄み(所作・台詞・剃髪シーンが話題)
新井美羽さんが10歳で挑んだNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』において、幼いながらも非凡な役作りが目立ちました。
とりわけ注目されたのは、剃髪する場面。特殊メイクにより丸刈りに見えるリアルな仕上がりながら、少女の剃髪という劇的なビジュアルは画面に強烈な印象を残しました。
所作の細やかさや、泣きの表現から一転して凛とした表情に切り替える台詞回しなど、感情の振れ幅を小さな体で表現したその演技には、多くの視聴者が「天才子役」と唸りました。
周囲のスタッフを感涙させ、顔つきやしぐさ、表情を見ただけでキャラクターに引き込む力があったのです。
メディア露出と反響の推移(レビュー・ニュース)
『おんな城主 直虎』出演以来、新井さんへの注目はメディアでも高まり続けました。
ネット上では「おとわが成長した!」などの声があふれ、過去の子役時代を憶えていた視聴者からは“成長への驚き”が広く共感されました。
さらに出演作品が続き、演技の幅広さが報じられるたびに「演技力が確かな子役」「目が離せない存在」としてニュース記事にも取り上げられています。
こうしたメディアでの露出と反応は、新井美羽さんの“天才子役”という称号をますます際立たせました。
幅の広さ(CM・バラエティ・吹替での活躍)
新井美羽さんの活動領域はドラマ・映画にとどまりません。
CMやバラエティ、さらには吹き替えにも積極的に挑戦し、多彩な魅力を発信しています。
たとえばNHKの『みいつけた!』への出演や、海外映画吹き替えでの幼少期キャラクター声担当など、子役期から声の演技でも存在感を示しました。
テレビ出演・CM露出のたびに「どこかで見た子」「表情が印象に残る」といった共感が得られており、多角的にファン層を広げていることが分かります。
こうしたバラエティに富んだ活動が「ただ可愛いだけではない、確かなスキルを持つ子役」という印象を強く後押ししました。
現在(2024〜2025)の出演と進化(最新情報でアップデート)

最新ドラマ・映画—『なんで私が神説教』『べらぼう』『青春ゲシュタルト崩壊』ほか
2025年前後の新井美羽さんは、子役期からの演技力を確実に映像業界で花開かせています。
まず、日テレ系土曜ドラマ『なんで私が神説教』では、2025年4月12日スタートで太田璃子という生徒役を演じ、Huluオリジナルストーリー「なんで私まで神説教!?」第3話にも登場し、学園ドラマに自然に溶け込みました。
さらに、TBS系の連続ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』にも出演。
“おんな城主 直虎”での剃髪姿が記憶に残るあの新井美羽さんが、大河キャラクターとして別の物語へつながるような形で登場しています。
劇場作品では、初夏公開の映画『青春ゲシュタルト崩壊』(2025年6月13日公開)に、中条月加という役名で出演。青春期の感情の揺れを生々しく描く本作で、次世代俳優の一角として存在感を示しています。
公式SNSで追う近況(出演告知・イベント・学業との両立)
新井さんはご自身の公式Instagram(@miu\_arai\_official)でも出演情報や撮影のオフショットを定期的にアップ。
例えば『青春ゲシュタルト崩壊』出演の告知では、中条月加役として初夏の公開に向けた期待感を丁寧に伝えていました。
こうした投稿では、役柄に向き合う姿勢や撮影現場の雰囲気が垣間見え、ファンや関係者にリアルタイムで活動を追ってもらえる一助となっています。
定期的に更新されており、出演と学業とのバランスを取りながら着実にキャリアを積んでいることが感じられます。
時系列で振り返る「子役時代→現在」の成長年表
幼少期からの演技経験を積み重ねてきた新井美羽さんの歩みは、まるで一本の映画のように紡がれています。
子役時代には、『おんな城主 直虎』『わろてんか』といったNHKの大作でヒロインの幼少時役を務め、その表情と存在感で注目を集めました。
そこから数年の時を経て、『スカイキャッスル』(2024年7月スタート)や『彼のいる生活』(2024年4月スタート)など、大人の世界にも接点を持つドラマに出演。
その延長線上に、『なんで私が神説教』(2025年)や『べらぼう』(2025年)と、主人公に関わる重要な役どころでの登場へとつながっていきます。
そして現在、映画『青春ゲシュタルト崩壊』の出演というひとしずくが加わり、映像の世界でさらに多彩な表現を広げています。
こうして振り返ると、子役時代に培った演技の深みが“今”の多様なフィールドで発揮されていることが改めて鮮明に映ります。
まとめ

新井美羽さんは2006年9月17日生まれ、東京都出身。
幼少期から数々の映像作品で印象的な演技を披露し、“天才子役”としてその名を広く知られる存在となりました。
2017年、『おんな城主 直虎』では直虎の幼少期として剃髪姿も含めた秀逸な演技で強い印象を残し、その翌年の『わろてんか』でも幼少期のヒロインとして再び注目を集めました。
現在(2024〜2025年)、彼女は表現のフィールドをさらに拡げています。
2024年には木曜ドラマ『スカイキャッスル』(朝日系列)、そのほか『彼のいる生活』(TOKYO MX)、NHK特集ドラマ『コトコト〜おいしい心と出会う旅~新潟編』など多彩な映像作品に出演し、現代の多様な役柄にも自然に溶け込む存在感を示しました。
2025年に入り、注目すべき作品への参加が相次ぎます。
TBS「まどか26歳、研修医やってます!」第7話にもゲスト出演し、『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』(NHK大河ドラマ)には武家の娘・さえとして、第13〜14回に登場—かつての“竜宮小僧”直虎時代から8年を経た今、その再登場は多くの視聴者に成長を感じさせ、話題になりました。
映画では、2024年公開の『ディア・ファミリー』(坪井寿美役)に続き、2025年に3本の新作で立て続けに出演。
『雪の花―ともに在りて―』(お愛役)、『BAUS 映画から船出した映画館』、そして6月13日公開の『青春ゲシュタルト崩壊』(中条月加役)と、作品ジャンルの広がりに演技の引き出しの深さがうかがえます。
さらに2025年7月期のTBS日曜劇場『19番目のカルテ』最終話へゲスト出演も予定されており、今後の注目度も高い女優さんです。
筆者の感想としては、新井美羽さんは子役としてのデビューから“ただの可愛さ”にとどまらず、表情や佇まいから心情まで汲み取る演技力で、人々の記憶に鮮烈に刻まれる存在でした。
時を経て、等身大の成長を見せながら役柄に寄り添う演技はさらに深みを増し、「かつての子役」に留まらない、映像の幅広い世界へ確かに羽ばたいていると感じます。
これからの新井さんの進化を、心から楽しみにしています。
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