【ザ!世界仰天ニュース】昭和映像で知る驚きの常識とは！

2025年12月1日

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時代が移り変わるとともに、「当たり前」だと思っていた日常の風景や価値観が、一夜にして“過去のもの”になってしまう――。

そんな時間の流れと価値観の変化を、映像として丸ごと見せてくれるテレビ特番が、2025年12月2日(火)夜に放送されます。

「昭和100年」を迎え、過去を振り返る機運が高まる今、ザ！世界仰天ニュースの4時間スペシャル ―― 「仰天ニュース×㊙映像4時間… 連発ウソみたいな昭和映像＆女子中学生殺人事件の真実」が、それに応える形で登場します。

番組は、戦後から高度経済成長期、そして平成へと続く日本の社会や文化の“リアル”を、日テレ報道局が長年保存してきた秘蔵映像とスクープ映像を引き出し、再現ドラマと報道映像を交えて紹介するという大胆な試みです。

昭和の銀座や渋谷に押し寄せたファンの大行列――大スターの自宅前にまで人が殺到したその熱狂。公共の場で当たり前だった喫煙、黒電話が鳴り響いた家庭、そして学校の校庭で行われていた“かつては普通だった”という驚きの映像。

これらは、単なる懐かしさではなく、「昭和の常識と令和の感覚」のあまりにも大きなギャップを映し出すものです。

放送概要では、これらを「スタジオ大騒ぎ！」と表現しており、出演者たちのリアクションにも大きな期待が寄せられています。

さらに、番組はエンタメ映像にとどまらず、社会の暗部を映す重厚なドキュメントも含みます。

長年逃亡を続けた指名手配犯の最期、女子中学生殺人事件の再検証、21歳で逮捕されながら38年後に無罪となった冤罪事件――過去に日本社会を揺るがした事件が、再現ドラマと報道資料であらためて取り上げられます。

また、現在世界的に問題となっている「ゾンビ麻薬」の恐怖を警告する構成も予定されており、昭和の“のどかだった街の風景”と、令和の“現実の闇”が交錯する時間となりそうです。

本記事では、こうした“昭和”と“今”のギャップ、映像・事件・社会問題をまとめ、どんな内容が楽しめ、何を考えさせられるのかを整理します。

録画予約を迷っているあなたにも、放送前の予習にも、放送後の振り返りにも使えるような記事を目指しました。

ぜひ、この特番を観る前にチェックしてみてください。

4時間SP「昭和映像＆女子中学生殺人事件の真実」とは

タイトル・放送日時・放送局など基本情報まとめ

「ザ!世界仰天ニュース昭和映像常識」というキーワードで検索する人の多くが知りたいのは、まず“どの回の仰天ニュースなのか”“いつ・どこで放送されるのか”という基本情報でしょう。

今回取り上げるのは、「仰天ニュース×㊙映像4時間…連発ウソみたいな昭和映像＆女子中学生殺人事件の真実」という特別編です。

番組表サービス「Gガイド」などの公式データによると、放送日時は 2025年12月2日（火）19:00〜22:54、日本テレビ系（地域によっては読売テレビ・FBS福岡放送などの日本テレビ系列局）で4時間にわたってオンエアされる大型スペシャルとして編成されています。

番組概要には

「“今年で昭和100年” 校庭で男女裸の㊙行動」
「地球滅亡を信じていた人たちの㊙発言」
「銀座・渋谷・大スター自宅前を埋め尽くした“大行列”の舞台裏」
「喫煙・電話など、時代によって変わった“常識”にスタジオ騒然」

といったキーワードが並び、昭和の映像を通して「当時は当たり前だったけれど、今見ると驚いてしまう常識」が次々と紹介される内容になっていることがわかります。

さらに、昭和〜平成に起きた重大事件にも焦点が当てられます。

番組表や各局サイトの記載によれば、

日本でも危険性が取り沙汰されている「ゾンビ麻薬」
49年間逃亡を続けた指名手配犯の最期
女子中学生殺人事件の真実
21歳で逮捕され、60歳で無罪となった男性の“38年間の闘い”

といった重いテーマも扱われ、ニュース映像と仰天ニュースならではの再現ドラマで掘り下げられる構成です。

つまりこの回は、「昭和の衝撃映像で“昔の常識”を振り返るパート」と、「大事件・冤罪・薬物問題などを検証するパート」が組み合わさった4時間スペシャルであり、昭和の映像と当時の常識を軸にしながら、現代の私たちがニュースをどう受け止めるべきかを考えさせる内容になっているといえます。

“昭和100年”企画としての位置づけと番組コンセプト

今回の「仰天ニュース×㊙映像4時間…連発ウソみたいな昭和映像＆女子中学生殺人事件の真実」は、番組概要に「“今年で昭和100年”」というフレーズが明記されています。

2025年は、1926年の昭和元年から数えてちょうど100年という節目の年として、各局で「昭和100年」をテーマにした特番や企画が多く組まれています。

BSや民放各局でも「昭和100年史」「昭和100年スター列伝」など、昭和のニュース映像・芸能映像を振り返る番組が多数放送されており、今回の仰天ニュース4時間SPもその流れの中に位置づけられる企画です。

ただし、この4時間SPの特徴は、単なる懐かし映像の紹介にとどまらず、日本テレビ報道局に残る秘蔵フィルムやスクープ映像を大量に掘り起こしている点です。

FBS福岡放送の紹介記事や番組表の説明では、日テレ報道局のアーカイブから、「銀座・渋谷・スター自宅前の行列」「昭和の喫煙マナー」「電話の使われ方」といったシーンを選び出しており、それらの映像を「ザ!世界仰天ニュース」おなじみの再現ドラマと組み合わせて見せるといった構成であることが示されています。

つまりコンセプトとしては、

“昭和100年”という節目に、当時のニュース映像・日常映像を通して「昔の常識」を再確認する
映像に映っている人たちは「なぜ、そう行動していたのか？」を、時代背景とともに振り返る
そのうえで、「今の私たちの常識も、将来振り返れば全く違って見えるかもしれない」という視点を投げかける

という、ノスタルジーと問題提起がセットになった企画だと整理できます。

また、同時に特番内では「ゾンビ麻薬」「長期逃亡犯」「冤罪事件」など、現在進行形の社会問題にもつながるテーマも扱われます。

これらの事件・問題を“昭和〜平成の映像”として振り返りながら、「あの時代には通用してしまった常識」や「報道の在り方」「司法の在り方」も問い直そうとしている点が、この4時間SPならではのコンセプトだと言えるでしょう。

MC・アシスタント・ゲスト一覧とスタジオ構成

番組表の公式データによると、この「昭和映像＆女子中学生殺人事件の真実」4時間SPのスタジオ出演者は以下の通りです。

MC：笑福亭鶴瓶
アシスタント：鈴江奈々（日本テレビアナウンサー）、杉原凜（日本テレビアナウンサー）
ゲスト：ヒロミ、カズレーザー、板垣李光人、野々村友紀子、那須雄登（ACEes）、近藤千尋、田中美久

長年番組の顔を務めてきた笑福亭鶴瓶がMCとして全体をまとめ、ニュースの重いテーマもユーモアを交えながら視聴者に伝える役割を担います。

アシスタントの鈴江奈々・杉原凜両アナウンサーは、VTRの振りや補足説明、事件パートでの情報整理などを担当し、スタジオトークがしっかりと事実に基づいて進むよう支えています。

ゲスト陣は、バラエティ色の強い顔ぶれと、若い世代・ママ世代・アイドルファン層など、さまざまな視聴者層を代表するようなメンバーがバランスよく配置されています。

ヒロミ：バラエティのベテランとして、昭和の空気感をよく知る世代からのツッコミ役
カズレーザー：豊富な知識と論理的なコメントで、「昭和の常識」と現代の価値観のギャップを整理するポジション
板垣李光人：若い俳優として、“昭和をリアルタイムで知らない世代”の素直な驚きを代弁
野々村友紀子：放送前のインタビューなどでも、昭和の子育て・家庭の空気についてコメントしており、“母親目線”での常識の変化を語る役割が期待されます
那須雄登（ACEes）・近藤千尋・田中美久：アイドルやモデルとして、SNS世代・若い女性視聴者の感覚をスタジオに持ち込むポジション

このように、昭和をよく知る世代と昭和を知らない令和世代が一緒にVTRを見てコメントする構成になっているため、

「当時はこれが普通だった」というリアルな証言
「今の感覚だと完全にアウト」という率直なリアクション

の両方がスタジオで飛び交うことが想像されます。

番組側もそのギャップを狙っており、説明文では「時代で変わった常識にスタジオ大騒ぎ！」と表現されています。

つまり、MCとアシスタントが情報の軸をしっかり押さえつつ、ゲスト陣が世代ごとの率直な反応を見せることで、視聴者は「昭和の映像を、今の自分の感覚と照らし合わせながら楽しみ・考える」ことができるスタジオ構成になっていると言えるでしょう。

昭和映像に映る「当時の常識」とは何だったのか

校庭で「男女裸の㊙行動」が許された時代の学校文化

今回の4時間SPでは、番組概要として「校庭で男女裸の㊙行動」が紹介される“昭和映像”のひとつとして挙げられています。

この“裸の㊙行動”というのは、現代の価値観・倫理観からすると非常にショッキングで、視聴者にとっては「そんなことが“当たり前だった”のか？」と思わざるを得ないものです。

ただし、このような映像が“当時の常識”として撮られていた背景には、昭和期の学校文化や社会の価値観が大きく関係しています。

戦後から高度経済成長期にかけて、日本の学校教育や集団活動では、今とは異なる「一体感」「共同体意識」「集団行動の重視」が強く求められていました。

例えば、運動会での裸体操、体操服など、身体をあえて晒すことで「皆で一緒に頑張る」「仲間と助け合う」といった精神が尊ばれたケースもあります。

このような文脈の中で、「校庭で男女裸」という強烈な描写が“撮られていた”“記録されていた”可能性があるわけですが、それが現代に伝えられることで、多くの人は「あの時代の常識は、今では非常識だった」と改めて認識するでしょう。

また、こうした映像を通じて、昭和をリアルタイムで知らなかった若い世代は、「過去の学校文化の一端」を知るきっかけとなるはずです。

一方で、当時を知る世代にとっても、「あの時代の空気感」を振り返ることで、「今は変わってよかった」「だけど、この先も変わっていく価値観があるかもしれない」といった複雑な感情を抱くことになると思います。

つまりこの「校庭で男女裸の㊙行動」の映像は、単なる“珍しい映像の紹介”ではなく、「学校文化・社会の常識の変化」をあぶり出す象徴的なパートになる可能性が高い、ということです。

地球滅亡を本気で信じた人々と終末ブームの背景

今回のSPでは、「地球滅亡を信じた人たちの㊙発言」というキーワードも紹介されています。

昭和〜高度成長期、日本社会は戦後の復興や経済成長の中で変動を繰り返していました。

そうしたなかで、「世の中がどう変わるか分からない」「未来に対する不安」が、オカルト・終末思想・宗教的な救済願望を抱く人々を生む土壌となったことは、歴史の教科書だけでなく、社会学や宗教学の研究でも指摘されています。

今回番組で取り上げられる“終末ブーム”の映像や発言は、当時の一部社会における“常識”または“一つの思想の潮流”だったことを示すものと思われます。

例えば「地球が近いうちに滅ぶ」「終末によってすべてが変わる」と信じた人々が実際にいた――。

そのような発言や行動が“映像”として残っていることは、現在の私たちからすれば驚きですが、当時の不安や価値観の反映だったのかもしれません。

このような映像を今見ることで、私たちは「昭和という時代が抱えていた社会的・精神的な“揺らぎ”」を感じ取ることができます。

そして、あの時代の“常識”には、物理的な豊かさの裏で「未来に対する漠然とした不安」があった――という、歴史の別の側面を知る手がかりとなるでしょう。

また、現代の若い世代にとっては、「なぜ当時はそんなことを信じたのか？」という問いが生まれるはずです。

それを通じて、今の私たちが当たり前だと思っている生活や価値観が、いつしか変わる可能性もある――という示唆を、このパートは含んでいるように思えます。

銀座・渋谷・スター自宅前の大行列に見る昭和のファン文化

番組概要には「銀座・渋谷・大スター自宅前を埋め尽くした“大行列”」という表現も記載されています。

これは、昭和のアイドル文化やスター崇拝、そしてそれを取り巻くファンの熱狂を象徴する映像のひとつと考えられます。

戦後の高度経済成長とテレビの普及は、芸能文化の発展と、それに伴うファン文化の拡大を後押ししました。

コンサート会場だけでなく、銀座や渋谷などの都心で、スターの出演イベントやプロモーション、あるいは単なる“見るだけ”の行列が自然発生的に起きることもあったようです。

そして、その行列の様子を報道カメラが撮影し、ニュース映像として残されていた可能性があります。

今回のSPでは、そうした“昭和ならではのファン文化”の実態を、「当時は“普通”だったもの」として映像で届けよう、という意図があるのでしょう。

映像を通じて、今とは異なる「憧れの対象」と「ファンの距離感」、そして「メディアとファンの関係性」が見えてくるはずです。

また、現代のSNSやアイドル文化と比べたとき、その熱量や純粋さ、あるいは制限のなさ――“ものすごさ”――に多くの人が驚くと思います。

それは、当時の世代にとっては当たり前だった日常。

しかし、今の私たちから見れば「信じられない光景」になる。

そうしたギャップをリアルに感じられるのが、この「スター自宅前の大行列」映像の価値だと思います。

さらに、このパートを通じて、昭和の日本が抱えていた「スターの存在感」「テレビやメディアの影響力の大きさ」「ファンとメディアの距離の近さ」が、現代のアイドルやネット文化とどう変わってきたか――を比べるきっかけにもなるでしょう。

喫煙・電話・生活マナーから見えてくる常識の変化

公共の場での喫煙が当たり前だった昭和と現在のルール比較

今回の番組概要でも、「昭和の喫煙事情」が“常識と今の感覚のギャップ”のひとつとして挙げられています。

昭和における喫煙の位置づけ

昭和期、日本では公共の場 — 駅、飲食店、映画館、街角、さらには学校や校庭以外の公共空間を含め — でタバコを吸うことが比較的普通でした。

たばこ広告も盛んで、映画館前や駅のプラットフォームなどでは、喫煙スペースが曖昧で、歩きタバコや路上喫煙も珍しくなかった時代です。

多くの人はタバコを吸う習慣を持っており、「喫煙」「タバコを吸うこと」が日常の一部でした。

当時は、喫煙に対する社会的な規制やマナー意識も今ほど浸透しておらず、受動喫煙の健康影響への理解も限定的でした。

そのため、幼い子どもの周囲でもタバコの煙があふれていた家庭や公共空間も少なくありませんでした。

現代とのルールの変化

一方、21世紀以降、特に2000年代後半〜2010年代にかけて、公共の場での喫煙に対する規制は大きく強まりました。

飲食店や公共施設での分煙・禁煙が進み、屋外でも「路上喫煙禁止」「歩きタバコ禁止」といった条例を設ける自治体が増加。

加えて、受動喫煙の健康被害が広く知られるようになり、喫煙マナーに対する意識が大きく変化しました。

さらに、最近では電子タバコや加熱式タバコの普及、さらには屋内全面禁煙の流れなどもあり、「タバコを吸う」こと自体が公共の場では“例外扱い”されるような時代になっています。

番組で喫煙事情を見る意味

今回のSPで昭和期の喫煙風景を映像で見ることは、ただの“昔話”ではなく、「公共マナー・価値観の変化」を実感できる機会になるはずです。

映像には、タバコを吸う人々、その煙に囲まれて歩いたり立ち話をする人々、そしてそれを許容していた社会――今ではほとんど見られなくなった風景が映っている可能性があります。

視聴者にとっては、「当時はこれが普通だったのか」「今はどう変わったのか」を、リアルに見比べるきっかけとなるでしょう。

そして、「常識が変わる」ということは、価値観や社会の在り方を再考する大きなヒントになるはずです。

黒電話・ダイヤル式電話にみる“家庭のコミュニケーション”常識

今回の番組でも、「昭和の電話事情」が“昔の常識”のひとつとして取り上げられるようです。

昭和の電話事情 — 黒電話と公衆電話の普及

日本では、1950年代以降、いわゆる「黒電話」と呼ばれる卓上型の加入電話機が各家庭に普及し始めました。

1933年（昭和8年）に「3号自動式卓上電話機」が登場して以降、改良を重ねた「600形」などが長らく一般家庭の通信手段の主流となっていました。

また、家庭用だけでなく、街中に公衆電話が設置され、誰でも使える電話ボックスや店頭電話が広まりました。

1950年代から60年代にかけては、電話機はまだ高価だったため、公衆電話や店頭の委託電話が重要な通信手段となっていました。

このように、電話は「一家に一台」「一家に一台以上」という感覚ではなく、まだ贅沢品に近く、「電話が使える＝特別」という時代だったのです。

家庭でのコミュニケーションスタイル

昭和期、多くの家庭では電話番号を暗記し、電話をかける際は子どもや親、近所の人の電話番号を記憶しておくのが一般的でした。

友人や知人の番号をスマホに登録する — という現在の感覚はなく、連絡帳や手書きメモ、暗記が当たり前だったといいます。

また、携帯電話やスマホがない時代、電話は家族の連絡手段として重宝されました。

学校の連絡網、公的な呼び出し、緊急時の連絡など、電話が「いつでも誰ともつながる手段」であったことは、現代と比べて大きな安心感と社会的な役割を持っていました。

映像で振り返る昭和の電話マナー

今回のSPでは、こうした昭和の電話文化を映像で取り上げることで、今の私たちにとって当たり前になっている「携帯電話」「スマホ」「SNS」「メッセージアプリ」といったコミュニケーション手段とのギャップを感じさせる演出が期待できます。

黒電話のダイヤル音、受話器を取り合う家族、公衆電話で順番を待つ人々――そんな風景を当時リアルタイムで知る人には懐かしさを、若い世代には新鮮さと驚きを与えることでしょう。

また、電話が貴重だった時代だからこそ、「番号を憶える」「用件を簡潔に伝える」「長時間の通話を控える」といったマナーや節度も社会の常識として根付いていたはずです。

こうした“昭和の通信マナー”を映像で振り返ることで、現代の便利さと引き換えに失われてきた“コミュニケーションの質”や“慎み”について考えるきっかけになるかもしれません。

スタジオ騒然！昭和映像トップ3で感じる価値観ギャップ

今回のSPの紹介記事では、「スタジオが騒然となった昭和映像トップ3」という言葉が使われています。

これは、今回の4時間SPで特に衝撃・驚きを伴う映像が3点ピックアップされ、それをスタジオ出演者たちが見てリアクションする構成になることを示しています。

なぜ“トップ3”なのか

“トップ3”として選ばれる映像は、単なる懐かし映像ではなく、現在の価値観から見れば大きなギャップや衝撃を伴うもの――つまり、「当時では普通だったけど、今では決して許容されない」「今の私たちには想像できない」ような光景である可能性が高い、ということです。

前述の「校庭の裸」「公共喫煙」「黒電話の時代」なども衝撃的ですが、加えて「地球滅亡を信じる発言」「スター自宅前の大行列」「危険ドラッグや長期逃亡犯」といった、社会・文化・倫理の変化を感じさせるテーマが複数あるため、どの映像が“トップ3”になるかは予想しづらいものの、「単に懐かしい」だけでは終わらない重みがあることは間違いありません。

スタジオの反応と視聴者の期待感

スタジオには、昭和をリアルで知る世代と、昭和後期〜平成以降に育った若い世代が入り混じる予定です。

MC・アシスタント、ゲストの構成を見ても、年齢や世代、立場がさまざまです。

したがって、「昭和の常識に対する懐かしさ」「驚き」「戸惑い」「価値観のギャップへの戸惑い」など、多様なリアクションが飛び交うことが予想されます。

それは単なる“思い出話”ではなく、「昔と今の差を見つめ直す」機会になり得るでしょう。

視聴者にとっても、この“トップ3映像”はスクリーン越しに「昭和の当たり前」を体験する場。

今の常識しか知らない人にとっては、「昔はこんなだったのか」と驚き、昭和を生きた人にとっては「昔はこれが普通だった」と懐かしむ――そんな感情の交錯が期待されます。

番組としての狙いと意義

このような“昭和映像トップ3”を敢えて強調することで、番組は単なる“懐かしブーム”にとどまらず、価値観の変遷や社会の変化を視聴者に実感させるメディアとしての役割を担っているように思えます。

過去を知ることで、今の常識のありがたさや、逆に何かを見直す必要性を考える――。

そうした意義が、この構成には込められている可能性があります。

また、再現ドラマや報道映像、スタジオトークという構成によって、感情だけではなく、「なぜそうだったのか」「その時代背景は何か」「それを見た今の私たちはどう考えるか」という思考の機会が与えられる点も、このSPの価値だと言えるでしょう。

ゾンビ麻薬と現代日本――「危険ドラッグ」をどう受け止めるか

番組で紹介される“ゾンビ麻薬”とはどんな薬物か

まず前提として、今回の「仰天ニュース×㊙映像4時間SP」の番組情報では、コーナータイトルとして

「日本でも危ない！？ゾンビ麻薬」とだけ書かれており、具体的な薬物名までは明記されていません。

一方で、ここ数年のニュースや解説記事を確認すると、日本のメディアが「ゾンビ麻薬」という呼び方で主に取り上げているのは、合成オピオイド系麻薬のフェンタニルです。

フェンタニルは、1960年にベルギーの研究者が麻酔用の鎮痛薬として合成した薬で、日本でもがん患者の痛みを抑える目的などで医療現場では正しく使われています。

モルヒネより80〜100倍ほど強い鎮痛作用を持つとされ、極めて少量でも効く一方で、毒性や依存性も非常に高いことが指摘されています。

このフェンタニルが違法ルートで出回り、過剰摂取された場合、以下のような状態に陥ります。

強い多幸感のあと、急激な鎮静状態（ぐったりと意識が朦朧）になる
呼吸が弱まり、昏睡状態から死亡に至る危険が高い
体を支えられず、立ったまま前のめりに固まるような姿勢になることもある

こうした様子が、まるでゾンビのように見えることから、海外・日本ともにフェンタニルは

「ゾンビ麻薬（zombie drug / zombie opioid）」と俗称で呼ばれています。

さらに近年、アメリカなどでは、このフェンタニルに動物用の鎮静剤キシラジンを混ぜたドラッグが広まり、これが「トランク」「ゾンビ・ドラッグ」と呼ばれています。

使用者の皮膚に穴があくほどの壊死性の傷が広がり、最悪の場合、手足の切断が必要になるケースも報告されています。

日本国内では、フェンタニルそのものの乱用はまだアメリカほど一般化してはいませんが、

2023年に、フェンタニル貼付剤（貼るタイプの鎮痛薬）を交際相手に大量に貼って死亡させたとして逮捕者が出た事件
こうした状況を受け、「世界で蔓延するゾンビ麻薬フェンタニル」として日本向けの解説番組や記事が相次いでいること

などから、番組の「ゾンビ麻薬」パートも、フェンタニルおよびその周辺の違法ドラッグ問題を掘り下げる内容になると考えられます。

なお、2024〜2025年にかけては、日本独自の問題として「ゾンビたばこ」と呼ばれる危険ドラッグも大きなニュースになっています。

これは、エトミデートという成分を含んだ電子たばこ用リキッドで、吸うと意識が飛び、手足が震え、倒れ込むなどの症状が出る危険な薬物です。

沖縄では若者を中心に乱用が広がり、2025年5月16日に「指定薬物」とされました。

さらに、2025年11月には東京・渋谷でエトミデート入りリキッドを所持していた男性が逮捕され、「ゾンビたばこ」として首都圏でも問題化し始めています。

つまり、「ゾンビ麻薬」＝フェンタニル系違法ドラッグ、「ゾンビたばこ」＝エトミデート系危険ドラッグという２つの文脈が、今の日本では同時進行で存在しており、番組では主に前者（フェンタニル）の世界的な危機と、日本に迫るリスクを紹介しつつ、後者のような「身近な危険ドラッグ」にも触れる可能性があります。

海外の被害事例と日本でのリスク・対策の整理

海外の状況：フェンタニル危機は“史上最悪レベル”

国連薬物犯罪事務所（UNODC）の世界薬物報告によると、2021年時点で世界の薬物使用者は約2億9600万人とされ、過去10年で約23％増加しています。

なかでも、フェンタニルに代表される合成オピオイドが急速に広がり、情勢を悪化させていると報告されています。

アメリカでは、

2021年に薬物の過剰摂取による死者が10万7000人以上
その7割以上がフェンタニルなどオピオイド系薬物によるもの
2019年末〜2023年10月までに、フェンタニルを含む合成オピオイドの過剰摂取で約27万人が死亡

といった数字が示され、「フェンタニル危機」が大統領選の争点になるほど深刻な社会問題になっています。

アメリカでは、

中国・メキシコなどから流入するフェンタニルやその原料のルート遮断
ナロキソン（オピオイド拮抗薬）を市販化し、自販機で無償配布するなどオーバードーズ対策
米中首脳会談でのフェンタニル対策協議と、作業部会設置

など、国を挙げた対策が進められています。

さらに、前項で触れたように、動物用鎮静剤キシラジンをフェンタニルに混ぜた「トランク」「ゾンビ・ドラッグ」が、フィラデルフィアやニューヨークを中心に蔓延。

皮膚に深刻な壊死性の傷が生じ、最悪の場合、切断が必要になる
ニューヨークでは2021年の薬物過剰摂取死亡例の約19％からキシラジンが検出された

といった報告もあり、「人体をゾンビ化する薬物」として、ホワイトハウスも新たな脅威に指定しています。

日本の現状：大流行はしていないが、“他人事ではない”段階

日本では、フェンタニルはもともと医療用麻薬（貼付剤など）として認められており、がんなど激しい痛みを伴う患者の治療に欠かせない薬です。

現時点で、アメリカのような「フェンタニル乱用の大流行」は起きていません。

ただし、以下のような懸念材料がはっきり出始めています。

2023年、フェンタニル貼付剤を交際相手に複数枚貼り付けて死亡させたとして、女性が傷害致死と麻薬取締法違反容疑で逮捕された事件が発生。
遺体からは過剰摂取が疑われる量のフェンタニルが検出されました。
2023年には、危険ドラッグ販売店が約300店確認され、2015年にいったんゼロにしたはずの店舗が再び増加傾向であるとして、監視強化が報じられました。
2025年には、日本経由でアメリカへフェンタニル原料を送るルートが存在していたことが調査報道で明らかになり、日本が「フェンタニル問題の中継地」としても利用されている可能性が指摘されています。

法規制の面を見ると、日本は2014年の薬事法改正以降、いわゆる脱法ドラッグ／危険ドラッグを「指定薬物」として強く取り締まり、所持や使用だけでも罰則の対象としました。

その結果、2015年には危険ドラッグ販売店は一時的にゼロになったものの、その後はネット販売やデリバリー形態に移行し、新たな成分の危険ドラッグが次々と指定対象に追加されている状況です。

新たな脅威：ゾンビたばこ（エトミデート）

2024〜2025年にかけて特に注目されているのが、エトミデートという成分を含む危険ドラッグ、通称「ゾンビたばこ」です。

沖縄では、エトミデートを含んだリキッドを電子たばこで吸う行為が、10〜20代の若者の間で広がりました。
吸引後、短時間で意識が飛び、手足がガクガク震え、歩行困難になるなどの症状が報告され、「殺虫剤で弱った虫のようだった」と表現する当事者もいます。
2025年5月16日付で指定薬物となり、所持・使用も違法化されました。
その後も流通は続き、2025年11月には東京・渋谷区でエトミデート入りカートリッジを所持していた男性が逮捕され、「ゾンビたばこ」の都内初の摘発としてニュースになっています。

こうした事例を踏まえると、番組の「日本でも危ない！？ゾンビ麻薬」パートは、海外のフェンタニル危機の実態と、日本で既に起きているフェンタニル事件やゾンビたばこ問題を対比させながら、「今は大規模流行ではないが、放置すれば同じ道をたどる危険がある」というメッセージを伝える構成になると考えられます。

昭和の薬物観と令和の薬物問題を比較して見えること

この見出しでは、番組全体のテーマである「昭和の常識」と「今の常識」のギャップを、薬物問題に当てはめて整理してみます。

昭和：覚醒剤・シンナー乱用と“国内完結型”の薬物観

警察庁や精神医療分野の資料によると、日本の戦後の薬物史は、

戦後すぐの「ヒロポン」に代表される覚醒剤乱用
1960年代後半〜1970年代にかけてのシンナーなど有機溶剤の乱用
それに続く覚醒剤の“第二の流行”

といった波を繰り返してきました。

たとえば、有機溶剤乱用が広まり始めた1968年（昭和43年）には、シンナーなどで検挙・補導された少年が2万人超、1971年には約5万人に達したと報告されています。

初期には東京・新宿など都市部に集中していたものが、数年で全国へ“流行病”のように広がったことも指摘されています。

この頃の日本の薬物問題は、

主役が「覚醒剤」「シンナー」「睡眠薬」など国内で流通する薬物
乱用の中心は若者・暴走族・暴力団とのつながりなど、比較的閉じたコミュニティ
「ヤクザや不良がやるもの」「一般人とは別世界の問題」というイメージ

という特徴がありました。メディア報道も、「不良少年の非行」「暴力団の資金源」といった切り口が中心で、一般家庭の日常からは距離がある“特別な世界の事件”として扱われることが多かった時代です。

平成〜令和：危険ドラッグとネット時代、“見た目は普通”な薬物へ

その後、平成に入ると、

いわゆる「脱法ドラッグ」「合法ハーブ」と呼ばれた危険ドラッグが台頭
「お香」「ハーブ」「アロマ」「バスソルト」といった商品名で販売され、若者の間で乱用が急増
2014年には薬事法改正により、指定薬物の所持・使用も処罰対象となるなど、法規制が一気に強化された

という流れがありました。ここで大きく変わったのは、「見た目は普通の雑貨や電子たばこなのに、中身は強力な違法薬物」という形で、日常の風景に偽装した薬物が広まったことです。

これは、現在の「ゾンビたばこ（エトミデート）」にも共通する特徴です。

さらに令和に入り、フェンタニルをはじめとする合成麻薬は、

化学原料が国境を越えて流通
メキシコなどで加工され、アメリカに密輸
その途中ルートとして日本が巻き込まれるケースも報じられる

というように、完全に国際的な犯罪ネットワークの一部として問題化しています。

昭和の薬物問題が「国内の不良・暴力団の世界」が主戦場だったのに対し、令和の薬物問題は、

国境をまたぐサプライチェーン
インターネットとSNS上の販売・取引
一見ふつうの電子たばこや貼付剤、サプリ風の見た目

といった、グローバルかつ身近なリスクへと姿を変えています。

昭和 vs 令和で見えてくる“常識の変化”

こうして比較してみると、

昭和の常識
- 「薬物＝怖い“覚醒剤”やシンナー。やるのは不良やヤクザ」
- 「自分には関係ない世界の話」という感覚になりがち
令和の現実
- 「薬物＝SNSで流れてくる“よく眠れるリキッド”“カラフルなキャンディ”“強力な痛み止めパッチ”」
- ふつうの若者や一般の家庭の人でも、知らず知らずのうちにリスクに近づきうる

という認識ギャップが浮かび上がります。

「昭和100年」を掲げる今回の仰天ニュースSPで、昭和の秘蔵映像と並んで「ゾンビ麻薬」が取り上げられるのは、「昔の非常識」だけでなく、「今の私たちの“油断”という非常識」にも目を向けてほしいという問題提起の意味合いも強いと考えられます。

昭和の薬物問題を“他人事”として眺めてきた世代も、令和のゾンビ麻薬・ゾンビたばこ問題に直面するとき、